「進撃の巨人」はアニメ放送も好調のようで、客層がさらに拡がっています。作者本人のブログも「アクセスが10倍以上」とのことで、やはり地上波、テレビ放送のパワーはいまだに健在なり、か。
そうして読者層が広がり、
これに類する遊び方を楽しむ読者もまた新たに増えたとおぼしい。繰り返すが、これの愉快なゲームで「遊ぶ」「楽しむ」人たちです。
「進撃の巨人」軍事学論争〜設定で遊べ、裏設定で遊べ、設定へのツッコミと辻褄合わせで遊べ。名作でしか、それはできない。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120503/p6
(手前味噌ながら、この下へ読み進める前に、未読の人は上リンクを読んでほしい)
さて、このゲームに、架空戦記で知られる大石英司氏も参戦した。
http://eiji.txt-nifty.com/diary/2013/04/post-9f92.html
・・・軍事考証がおかしいと切込隊長がブログで批判したらしいのですが・・・(略)ただ、その矛盾を感じさせないのが、劇画のスピード感ですよね。
仮に、中世くらいの技術レベルで、自分たちを喰らう凶悪な肉食獣が現れたらどう戦うべきか? まず一番簡単なのは、毒殺でしょう。・・・常時、布袋に入れて携帯しておけば良い。人が喰われる時に、一緒に取り込ませれば、一人一殺で、必ず相手を殺せる・・・そうやって食べられる内に敵が先に全滅するか、あるいは、「この獲物は毒入りだ」ということを学習して人間には手を出さなくなるでしょう。
・・・もし火薬の技術があるのであれば、大砲以外に手投げ弾だって作れる・・・
はたまた、兵隊さんは何やらワイヤーアクションで空を飛べるみたいだけど、ああやって空を飛んでソードを握ってトップアタックで斬り付けるより、そのワイヤーで両足をぐるぐる巻きにして倒して・・・
劇画版がどういう展開か知りませんが、文明を持つ側が、着実に学び進化していく姿も・・・
読む限り、漫画ではそうならない理由を説明していることを論じている部分もあり、詳しく読み込んで本格参戦、ということではないようだが、こうやって「この分野」が広まっていくのは楽しい。