23日の放送まで意図的に修斗の情報に触れなかったため、本日知ったのですが、いい試合でしかも完全決着の多いすごい興行だったそうですね。
2時間で3日後放送、と分かっていれば会場に行くテもあったのだが・・・スケジュール的にムリだったなやはり。
http://live.sportsnavi.yahoo.co.jp/live/fight/all/2013012009/detail/9
http://efight.jp/result-20130120_10695
・・・新チャンピオンになった佐々木は「すげぇ、厳しい戦いでした。疲れたです。ベルトっていいもんですね、嬉しいです。チャンピオンになったんですけれど、世界の頂を目指したいです。堀口恭二が世界チャンピオンになったら(現王者は扇久保博正、堀口は2位)挑ましていただきたいです」と、打倒・堀口を宣言した。
現王者に対してちょっと気の毒ではあるが、客観的評価としてこうなるし、王者自身も「堀口とやるから。俺は逃げないから」と言明済みである。タイミングがものの見事に合わず、昨年秋ごろかと言われていたそれが実現しなかったのだが。
ただ、堀口は以前から「世界王者になったら、UFCに挑戦したい」とこれまた言っている。堀口戴冠があったとして、その後本当に防衛戦としてのvs佐々木憂流迦が実現するのだろうか?
このへんはサスティンの手腕に期待するしかない。
そして…佐々木憂流迦とドロー、堀口恭司には判定負けだったがいや勝ちだろ、という声も多い(自分的にはとったラウンド数の関係でまあ妥当だと思うが、まあ3Rで圧倒すると「このまま続けば…」的仮定がどうしても生まれること、ヒーロン・グレイシーvsガウヴァオンのごとし)井上学。彼がどう関わっていくか。まぁ彼に関してしてはKOPのパンクラスでの防衛戦もあるパンクラスの日程もたぶんあるわけだが…
参考までに1月24日現在の修斗同階級ランキング
http://www.x-shooto.jp/ranking/index.html
王者扇久保博正 / HIROMASA OUGIKUBO
2012年5月18日〜 防衛回数:0回
【以下ランキング】
上田将勝(日本/パラエストラ東京)
堀口恭司(日本/KRAZY BEE)
エドゥアウド・ダンタス(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
岡嵜康悦(日本/中之島MMAアカデミー)
徹肌ィ朗(日本/和術慧舟會ネイキッドマン柔術)
山内慎人(日本/GUTSMAN)
カルロス・ホベルト・ベタオン(ブラジル/RFT)
佐々木憂流迦(日本/和術慧舟會駿河道場)
松本輝之(日本/シューティングジム大阪)
井上 学(日本/UWFスネークピットジャパン)
試合自体は
いやすごい寝技の攻防だったね。
自分の中のMMAの面白さってのは「寝かされた相手がまた立つ」攻防が多いと面白いと思っていて、ルールやリング・オクタゴンもそれを促す制度設計だといいなと思っているんだけど、寝た相手が「立つ」のは米国流MMAの傾向で、「寝かされた相手が寝技のまま上を取り返す」のを狙うのがある意味でかつての主流だったんだよなあ・・・などと思いました。にしても当代一流の寝技師たちは、ともに「いったん下にした相手をそのままキープする」技にも長けているわけだ。
最強の剣と最強の盾を双方が持って攻防したらめちゃくちゃ動くのと、一瞬も動かない間合い地獄、どっちが生まれてもおかしくないけど、今回は前者になった。年齢差を考えると、それをやれた35歳の徹肌ィ朗こそ賞賛に値するかもしれないけど。
そうだ、実況で言ってたが佐々木憂流迦は23歳だそうな。
近藤有己がフランク・シャムロックをKOし「ヤング・アンド・ストロング」と呼ばれたのは何歳のときだったかな・・・
その他の試合
ご存知の通り、堀口と憂流迦は修斗2010年新人王の同期生(その後、憂流迦が1階級落とした)。もうひとりの同期・ランボー宏輔も今大会で快勝、試合後のインタビューで
「彼ら二人は上に行ってるんで、自分も上を目指す」と宣言していた。
このザマス、ガンス、フンガーな修斗新人王三人組のかつての姿については
■修斗2010年度新人王3人、そろってTV出演(サムライTV)
http://togetter.com/li/109105
を参照。
KID門下らしく今どきの不良っぽさがある堀口。/芹沢門下らしくない(オイオイ)静かな色男系の憂流迦、/そしてただのバカ(おいおい)に見えて実はやっぱりバカのランボー(失礼)。