GLORY 作詞:大友康平・松井五郎 作曲:蓑輪単志
You are glory I'm glory いまなにが できるだろう ほんとうの夢 輝くために
青い空の 広さも知らずに 風を見ている あの少年
いつも熱い HERO に憧れ 裸足で駈ける 想いがある
気がつけば それはただ俺の幻・・・
と、軽いボケではじまってみました。
一度「破談」説も流れましたが、最終的には「マット界 噂の三面記事」でも有力視されていたグローリーによる救済と相成りました。
詳報というほどもないけど、こちら。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/headlines/20121025-00000010-spnavi-fight.html
あ、これは会見後のニコ生アンケートのキャプチャー映像がある。その他いろいろ問題点の指摘をふくめ詳しい
http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20121025/1351182372
単なる共催ではなく、グローリー・スポーツ・インターナショナル(GSI)傘下に入るということ。そして大晦日後もその関係は続いていく。ライバル団体との興行戦争を、団体ごと買収して終わらせるという圧倒的な資金力を持ったGSIが資金を提供してくれれば、イベントの開催に困ることはないだろう。問題は、それで利益が出るかどうかだが。孫社長やら「PRIDEのアメリカの父」と言われたフィッシュマンやらPUJIやら、日本格闘技界の救世主と期待された大富豪が本当に救ってくれた試しがない
以前、何度も書いたな。アメリカのちょっとしたコメディドラマで、主人公の交通事故に保険会社がなんだかんだと理由をつけて払おうとしない。
「おたくのような世界的大企業が、このていどの保険金も払わないの?」
「だから世界的な企業になったんです」
金持ちというのは得てして「六日知らず」な人が多いわけでね。
(この言葉に関してはhttp://www.geocities.co.jp/Hollywood/6684/shinu.html参照)
ただ
まあ、
そういうケチな人々であっても「タニマチ気分」というのはやっぱり気持ちいいものであって、あっちが始末のプロなら、こっちも金を出させるプロみたいなもんである。
UFCだって、ロレンゾは軌道に乗せるまでに55億円、とはよく言ったもので・・それも「マジもうダメ。おれ、よくやったよ・・・ギブアッ・・・」まで言ったところで、最後の「泣きの一回」TUFが大当たりしたという。一歩間違えばドンキやメガネスーパーと同じだったのだ。
日本格闘技界の新ボス・ピエールも、会見で気持ちよさそうに「わが格闘技論」を語っていまして・・・みんな記事ではカットしてやがりますが(笑)、カネを出す人の格闘技論はみな耳をかたむけるべきですよ・・・カネを出している間は。
それで「年10回」とかいう風呂敷はともかく、少なくともDREAMが2013年もつづく、ということを言明したのは、いいことか悪いかといえばいいことに決まっているでしょう。なんといっても続けることは大切だ。
ただし投資会社は「食える部分をこそげとる」のも得意。
外国の投資会社はしばしば、業績の悪い会社を引き受けてはそこの「儲かる部分」だけを厳選して残し、のこりはざっくり切り捨てていく手法で再生をはかる。ミット・ロムニーもこれがうまく、それが大統領選では「職場を奪った」と攻撃されているのだけど。
日本のDREAM再生において、どういうふうにそれがなされるのかが興味深い点。自分が一番気になっているのが、「DREAMとDEEPの協力関係」の継続についてです。本日のツイキャスでも語られていたけど、本来競合する団体間のこの協力関係はPRIDE時代から「契約書なしの信頼関係」だったらしく、ロレンゾは買収に当たってDEEPとPRIDEの協力に関する契約を見せてくれ、と要請・・・ないとの返答に心底ビックリしたとか。
グローリーがそういう「武士道→DREAM」の路線を継承するのか、それともオランダにはなんやかやと豊富な巨漢を重視していくのか・・・
ボス・ピエールが「タニマチ気分か、ハゲタカ気分か」にもよるだろう。
ピエールさんは、こんな人なりよ。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M6Z12R6TTDSR01.html
英会社登記当局への届け出によると、アンデュランド氏(35)はアンデュランド・キャピタル・マネジメントとアンデュランス・ベンチャーズの2社を創業した。アンデュランド氏の計画について説明を受けた関係者2人が匿名を条件に明らかにしたところによると、同氏は来年、ヘッジファンドでの取引を開始する予定。
(略)
アンデュランド氏とブルーゴールドの共同創業者だったデニス・クレマ氏は、エネルギーに重点を置く同ヘッジファンドの11年の運用成績がマイナス34%となったことから清算を決定し、顧客に資金を返還した。08年には209%、09年は55%、10年は13%のリターン(投資収益率)を達成し、最高投資責任者(CIO)だったアンデュランド氏は成功した石油トレーダーとして知られるようになった。
そういえばGlory側のこのコメントは「いろいろとわかってるなー」と思わせた
「有名なキックボクサーvs若手のMMA選手、という大晦日の伝統はアリです」
「12月2日のGlory大会(K-1後継大会)でダメージが少なく、人気のあった選手の大晦日出場もアリです」
よく考えたらこの伝統、FEGやREだけじゃなく、出場させるオランダの側も”共犯”じゃないとできない伝統だったよな・・・
([ [ [ [ )< <「商いは、すぐにやめちゃいけないから『あきない(飽きない)』というんだ」
(だんごむし・談)