サムライTVで現在放送中の、この番組。。
ＤＲＥＡＭ×ＤＥＥＰ×ＰＡＮＣＲＡＳＥ！ＭＭＡサミット
３月２１日（水）午前 ８：００〜午前 ９：００
３月２５日（日）午前１１：００〜午後１２：００
３月２５日（日）午後 ７：００〜午後 ８：００
３月２８日（水)午前 ８：００〜午前 ９：００
３月３１日（土）午前 ６：００〜午前 ７：００
日本のＭＭＡ界を牽引する3人のマッチメーカーが集結、ＭＭＡに対する自身の想いや日本のＭＭＡの未来などについて座談会形式で語り合う1時間！ニュース番組「バトル☆メン」から始まったこの企画が好評につき総集編として「バトル☆メン」未公開部分を含めて番組化。果たして３人の語る日本ＭＭＡの未来とは？！
【出演】
笹原圭一（DREAM）佐伯繁（DEEP）坂本靖（パンクラス）
悪名高き「SSS」･･･笹原・佐伯・坂本。（「隠し砦の三悪人」ともいう）が集結しおった。
で、この３人･･･邪悪、巨悪、最悪のそれぞれの話でちょっと興味があった個所を。だれがどの発言かはどうでもいい。わるい人の話だと思えばいい。
（だいたい、放送開始後４〜６分ごろ）
・「最近、他団体から『オファーが早すぎる』って言われる。たしかに下手したら半年先のオファーをしている。」
・「他団体の後手に回ってしまうからね。」
・「早いに越したことは無いんですけど･･･早すぎるのも良くないですね」
・「前の試合の結果が出てないのにね。」
・「オファーが来てない選手がいないんだよ。」
・「会場がディファでもオープニングファイトも増えたから、どっかに試合はある。若い子もみんな試合ある。」
・「ちょっと出遅れると、もう選手がいない。」
・「だれかが欠場したときの代役も、昔は無理してでも『やります！』と手を挙げたんですよ。でも今はちょっと待てばすぐに別の試合機会、オファーが来る。だから無理をしなくなった。」
・「修斗も昔は『アマ修斗』それだけだった。でも今はどこもアマがある」
・「間口は広がりましたね。」
・「底辺は拡大しました、確実に」
・「その代わり中途半端に価値が高い選手の出場機会は減った（笑）。彼らは余ってる（笑）」
・「そういう人たちは海外で戦ってもらうしかないですね。」
まあ数学的に考えればあったりまえの話ですよね。昔は７試合だ８試合だった団体のプロ公式戦が、一気にオープニングを含めて20試合になれば「プロ公式戦の経験者」自体の母数はどっと増える。その経験者がプロ格闘家だとするなら、これだけの数のプロを生み出せるようになったのはまことに慶賀の至りである。
どの選手へのオファーも、半年前にはしないといけないほどオファー、選択肢が生まれるのも、そのおかげで選手側が無理な（急な）オファーに「無理です」と答えやすくなっているのも、いいことか悪いことかといえばいいことかもしれない。
つまり、ある視点から見ると日本の総合格闘技はまさに今、黄金時代を迎えているのだ。
･･･････以前より食えなくなったことを除けば。
いや、でも先輩のボクシングを見ても、これが必然の「落ち着き方」なのかもしれない。以前「プロレス冬の時代」説に、上の悪人の一人が反論して「昔は全日、新日、国際の三団体だったのが、今何団体あるのよ！？ いま、３団体に戻ったら連日超満員だよ？？」と。
これが着地点だ、という見方はあっていいのかもしれない。
深く考察したい人は、本日21日も含めた再放送の視聴を。
この番組のテーマソングです。
フルバージョンも、映像つきも実にすばらしいですね。
追記：サッカーと対比してみる。（コメント欄より）
シス 2012/03/21 12:48
バブルは弾けたが競技の裾野は広がり、国内リーグのファイトマネーはたかがしれているが日本のトップとして海外のメジャー団体に移籍できれば億万長者。
つまりサッカー同様にメジャースポーツとして定着したといえなくもないかとwgryphon 2012/03/21 18:42
ふむ、サッカーとの対比ならこの前のこのエントリにつなげていくべきか。
■ところで「ブーム後」について味わい深いことばを（GIANT KILLINGより）
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20111117/p1
■ふたたび「GIANT KILLING」から、格闘技は「ブーム後の遺産」を学びたい
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20111120/p3
■格闘技で食える食えない話。「家が建つのは王者だけでいい」→さらに進めて「”UFC”王者だけでいい」となるか？
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101015#p2
