今回も「元気ですか!」第一部の話題を。
http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2011/12/31/kiji/K20111231002345390.html
日本勢最後のとりで、今成正和(チーム・ローケン)が決勝を前に姿を消した。DREAMバンタム級世界トーナメント準決勝でアントニオ・バヌエロス(米国)と対戦。2Rで得意の寝技に持ち込み、下から首、左腕と関節技を狙ったが不発に終わり、1―2で判定負けした。
”リアルヒャッハー”ことアントニオ・バヌエロス、
だれが望んだか分からないが日本人二人をともに2-1で破って決勝進出。ネタ元的にいえば、ヒャッハーさんがトキとケンシロウを両方破るようなもんだぜ。
に、しても。
・間合いは組みに移行する距離でも、今成がなぜか得意なミドルキックの距離でもなく、パンチの応酬となる距離。
・立ちレス技術の攻防では妥協しない。
・もし万が一引き込まれたら、手早くパウンドを顔面にまとめてポイント状は有利になるようにする。それでちょっと隙ができたらすぐに逃げる。
…といった今成攻略マニュアルは、煽り映像の材料になるぐらい、既に確立している。
しかし、それを実践できる選手と、できなかった選手がいる。
そしてまた、この戦績を見ると……「一流選手は今成を攻略できて、その下の選手はできない」というような分類には、どうも見えないんですよね。
http://www.dreamofficial.com/free/fighters/detail.php?id=1204009044
「今成に勝ったチーム」と「負けたチーム」で対抗戦やっても、どう転ぶかわからないくらいだ。
今成自身の調子やモチベーションも大いに関係しているのだろうけど、それとは別に何かの共通点があるようでもあり、ないようでもあり。
この分かりにくさこそが総合の魅力なのかもしれない…だが今成は、その分かりにくさをさらに増幅する作用があるな(笑)