ハッピー・ホリデーズ。
スカパーのチューナーって1週間単位で記録する機会が多いから、本日から31日の番組を予約できることになります。少々面倒ながら、契約もすませて登録しないとね。あと午前中の無料放送の時間帯も登録しましたか。もちろんUFCも録画しましたか。
さて、そんな折に、大晦日決戦を気持ち的に盛り上げる役目を担うゴング格闘技の2月号が出たのココロよ。

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☆大晦日、石井慧と対戦!
エメリヤーエンコ・ヒョードル「リング上では何が起きてもおかしくない」☆チーム・クエストでキャッチ!
石井 慧「ヒョードル戦は“ダン・ヘン状態”で戦います」
☆石井慧のコーチ エド・バックリー
「イシイはチャンピオンになるために、人生のすべてを捧げている」
なんて盛り上げもあるが、青木vs北岡は…
☆12.31 元気ですか!! 大晦日!!DREAMライト級王座戦 青木真也vs北岡悟とは何か?
☆青木真也、シンガポールevolve 60分インタビュー!
北岡悟戦を語る。「なんでそんなに騒ぐのか分からない」
☆大晦日、青木戦の意味とは?
北岡悟、格闘技・道。「●●●してますよ。だからこんなに頑張れるんです」
☆“世界のTK”高阪剛が解説!
青木真也vs北岡悟 「両者の変化がもたらす 史上最高の日本MMA戦」

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んで、その中でも青木真也のインタビューが実に面白いのだ。
青木真也vs北岡悟といえば、もともと主催者から「廣田瑞人との再戦プランと北岡悟との対戦プランの両方がある。どっちを選ぶ?」といわれた青木が北岡を指名した、という話から話題が膨らんでいるが……。
「なんだかあれなんでしょ?僕が指名したことになっているんでしょ?」
まさか、またDREAMの運営側がツクリやがったか!!と一瞬思ったけど
まあ対戦相手については結局二択(北岡or廣田)の中からそうなったということです。その中で決断しただけのこと。
あ、やっぱり運営側のいうとおりだ。ササヤンごめん。
それはともかく
「あのね、北岡という選手に対して僕はそんなに思い入れはないですから。逆に僕が思ったのは、やっぱり北岡はウェットだな。」
−−北岡選手は「結局、僕は青木真也の掌の中にいた」という発言もしています。
「それが甘い!!」
みんな練習仲間と試合はしないというけど、僕はいいたいですね。じゃあそれで仕事がなくなってもいいのって。
はい、以前から選手の記者会見やコメントをチェックしてた人は、このへんまで出掛かってますよね。でもインタビュアーも、ちゃんと代表して聞いてくれました。
−−(略) (※北岡は)先日の記者会見では「青木はよく発言を翻す」と発言していました。
「(略)でもね、ダルビッシュ投手も…メジャーに行かないと言ってたけど、前言を翻して…ダルビッシュ投手も僕も感性の人。常に考え方は変わっていく。つまり、常に成長しているってことです…(略)まわりが僕の成長の速度についてこれない。残念だけど、速度が違う」
このインタビューを読んだ、格闘技ファンの野田佳彦首相が「まったくそのとおりだ!!われわれも常に成長しているよ!!まわりがその成長についてこられないんだよな……」と深くうなづき、青木真也の大ファンになったことはいうまでもない(笑)
につけても惜しいのは、青木真也はやっぱり団体の興行の中では、名前のとおり「アオレンジャー」、ちょっとひねくれた、でも主人公以上に実力があるのでは?と隠れたファンがつく、といったポジションに据えれば座りがよかったのに、団体の実情と、その実績でアカレンジャー=大黒柱にならざるを得なかったことだ。
まあ、北岡悟が今回勝利すればアカレンジャーになるか
もしくは jsilvaアットマークufc.com
(※実際に送るときは「アットマーク」を「@」に変更してください)のほうなのかはわからないですが。
今回のこのドライ&前言撤回上等な発言は、それはそれで好感が持てる。
そして「ロマンがある、ない」にずっとこだわってきた過去の発言もやっぱり無視…いや成長して(笑)、”ドラマ化”を拒否しようという考え方も見られる。
あんまり多くを語るつもりもない。北岡悟は北岡悟で物語をつくればいい。僕は物語を作ってと言われても、これは仕事だからと突っぱねてしまうほうなので(苦笑)
北岡悟の言葉
ひとつだけ引用しよう
――勝てると踏んだ相手と戦うという選択肢はなかったのですか。
「…。だから、それは僕の格闘技ではないんですよ。そんな選択は格好よくない(笑)。強いヤツに挑むのが、格闘技だと思うんです。前にインタビューしていただいた時に『10回戦って、勝てるのは1度っていう状況で、青木とはやりたくない』というようなことを言ってたんですけど、それも甘いなって。十に一つで戦うのも、格闘技だと思うんです。そのために必死こいて、一を二や三に増やしていく、そういう努力をするのもまた、格闘技なんじゃないかって。実際、僕はこれまでもそうやって戦ってきた」
あと一週間。「十に一つ」のこの数値はいま、どう変動しているのだろうか。
異様におもしろい企画がさらにいくつか。
25周年記念で格通・朝岡秀樹、フルコン・”ザンス”山田英司らがゲストで、”ノーフェイク”について語っている。当時のゴン格を代表して出たのは熊久保英幸
・・・・なんの戦犯裁判ですか。いやそんなとげとげしくないな。アパルトヘイトが終わった後の南アフリカの「真実和解委員会」に近い。当時の状況を調査しても、断罪はしない感じです。
でも山田英司氏
よくゴングの企画でこれを取り上げたなって。それやると、ゴングの首を絞めることになるぞと思ったけどね。
にゃあ。
前も書いたことあるけど、ちょっと昔のムックにて熊久保氏が「リングスのTV解説に葛藤はなかったか?」的なことを聞かれ「おれはこの”技”は…といった言い方をしていた」と弁明していたことがある。
そして須藤元気の本が面白いらしい。
「格闘家・須藤元気」とは何だったのか?
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マルチな才能を発揮する男の「原点」を辿る半生記。心に多くの葛藤を抱えながら、突然「世界最強」を志した少年時代。
レスリングで実績を残すうちに出会った、総合格闘技という目標。米国で修業し、「逆輸入ファイター」としてプロデビュー。
K-1でブレイクし、UFC、HERO`Sでも活躍、そして2006年大晦日に早すぎる引退……。
須藤元気にとって格闘技とは何だったのか、そこから得た人生の「気づき」とは何なのか、縦横無尽に語り尽くす。