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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

森達也「A3」が講談社NF賞を受賞したら、各方面から反発多かったでござる

※リンク先のブログ主、有田芳生氏の直接の文章ではないことに注意
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2011/09/a3_5a8b.html

【資料】森達也『A3』の講談社ノンフィクション賞受賞に対する抗議書


貴社にあって、「A3」森達也著(集英社インターナショナル刊、2010年11月)に平成23年の講談社ノンフィクション賞を授与するとの報に接し、ここに、次のとおり抗議する。
(以下、小見出しのみ引用)
1 オウム真理教およびその事件の重大性と特質 
2 「弟子の暴走」論に帰着する「A3」
3 司法の認定や実行犯の供述と真反対の「弟子の暴走」論
4 講談社が「A3」にノンフィクション賞を授与することの意味
5 刑事事件・裁判と「ノンフィクション」について
6 教祖の指示など確定判決を検討・記述せず、考察していない「A3」
7 実行犯と面談・手紙のやり取りを先入見で利用している「A3」
8 松本死刑囚の陳述についても記述、分析していない「A3」
9 切り貼りと恣意的な引用、信用性のないものまでの引用
10 松本死刑囚の視力障害につき、水俣病説の無責任すぎる流布
11 映画「A」についての基本的な情報を提供していないこと。
12 選者に中沢新一氏が含まれていることについて。
13 結論

togetterにまとめてる人がいるかと思ったら残念、無かったのだけど、2011年9月4、5日ごろの江川紹子twitterにはこの関連のツイートがある(備忘)。もちろん森氏の本に否定的。
http://twitter.com/#!/amneris84
こんな紹介も、ある人がしてた

__pon
かつての江川紹子森達也評  / 江川紹子氏による<森達也氏・オウム真理教新實智光氏(月刊誌『創』)批判> - 来栖宥子★午後のアダージォ http://htn.to/esjMXD 

その一方で、魚住昭氏が森氏と似た主張をしてもいる。
http://uonome.jp/read/1362

報道では麻原は自らの罪を免れるため、元弟子たちに責任をなすりつけようとした男である。
  だが、実際に責任逃れをしようとしたのは元弟子たちのほうだろう。麻原は彼らの悪口を一度も言っていない。彼らから糾弾されても気にせず、彼らをかばう姿勢を崩さなかった。(略)
 読者には信じがたい話だろうが、それが麻原の一貫した主張だった。彼は自分の生死には無頓着で、元弟子たちの魂が汚されることをひたすら恐れていた。裁判記録には、そうした麻原の宗教家としての姿勢がはっきりと描かれている。

【追記】やや日刊カルト新聞の記事を追加
http://dailycult.blogspot.com/2011/09/a3.html