「涼宮ハルヒ」の小説の新作が、発売された(もうすぐされる?)ようであります。
今回、WOWOWで過去のテレビシリーズ?を放送したのはそれと連動していたのですかね。
ただ、自分は当時忙しかったことと、何よりそれらの放送が深夜だったことで惜しむらくは眠く、見てない・・・というか一応テレビはつけていたはずだが、途中で睡魔に襲われ後半とかは見られんかったです。
しかし、一応記憶にある、前半のエピソード・・・当たり前だが読んだ小説と基本的には同じ内容だったが、それがキャラクターとなって映像化されたものを読んで、作品を読む、見る以前から考えていたことが確信となった。
ある意味、これのウラを取って断言するために「ハルヒ」シリーズを読んでいたようなもんです(笑)。現在、小説を第3巻まで読みました。
※自分がこの両作品の類似に触れたエントリ
■弊衣破帽のバンカラ→「むわーかして!」→「ただの人間に…」の系譜
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090116#p4
■世の中の漫画やライトノベルには「学園変人もの」というジャンルがある。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20091105/p4
■「学園お騒がせ集団vs生徒会」のシチュエーションの源流をたどるとどこへ行く?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101125/p4
■<ヤクザが○○をしたら・・・>ものの系譜
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100303/p2
冒険と学校と
んでですね、その眠い中で見たアニメシリーズの中で「ほう」と思ったのは、オープニングの歌でした。便利なyoutubeでちょっと探してみます
あった
【歌詞】
冒険でしょでしょ!? ホントが嘘に変わる世界で 夢があるから強くなるのよ 誰の為じゃない
一緒に来てくださいっ どこまでも自由な私を見てよね
明日過去になった今日のいまが奇跡
http://www.kasi-time.com/item-1224.html
あっ、これ平野耕太「以下略」に(挨拶)として出てたなあ。意味分からんかったがそういうことだったか。今判明。そして余談でした。
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そういう点で、この主題歌は、そういう若者たち・・・おかれている環境はごく普通の子でも「恋に恋する」ように、「冒険」「非日常」そのものに憧れ、捜し求めているという心情を歌った歌で、なかなかいいなと感じました。歌手もなかなか上手いと思う。
(追記:あと、「その冒険も、君と一緒にしたいんだ」という、繋がりを求める心境も反映されているのも「らしい」かな)
この種の歌で思い出したのは、センバツ甲子園の入場曲にもなった「夢冒険」
これも「冒険」と言いながら、それは宇宙や世界を、銃を片手に駆けめぐるというようなものではなく、むしろ自分の日常の中の発見や喜びの中の「冒険」というイメージをかき立てるものでした。
そう、日常の中の冒険へトリップしよう!というメッセージでした。
歌手も、たいへんキマっていると思います。
・・・いい話だったのに、いやなオチを二つも重ねてしまった。
【追記】コメント欄より
やすこ 2011/05/27 11:38
二期の歌も、エンディングの歌もいいですよー
これか?
現在リアルタイムで「ハルヒ」を読む子供たちは
(※小説3巻までの感想で巣)たぶん影響は既にあちこちで出ている(笑)と思うけど
「学生時代、面白そうだと思ったことは遠慮せず、他人も巻き込んでまずはやってみようよ!成功しても失敗しても、きっとたのしいよ!」
というメッセージにはなっているのではないか(「あ〜る」も、かなりそうだったし、さらに言えば前も紹介した「どくとるマンボウ青春記」もそうである)。
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まああれを真に受けて同じように活動すると、さらに10年後には恥ずかしい黒歴史かもしれないし(笑)、そこはアレンジでね。
こういう文脈で評するのはある意味過大評価かもしれないし、ファンには迷惑かもしれないけど、そう感じました。
これは、後日書く話ともちょっとつながってきます。