http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/100903/tnr1009030746005-n1.htm
【シネマ通信簿】トラブル・イン・ハリウッド
ロバート・デ・ニーロが敏腕映画プロデューサーを演じたハリウッド内幕のもの。1本の映画が世に出るまでの紆余(うよ)曲折が、この映画を見るとよく分かる。
ベン(デ・ニーロ)は、この2週間に起きた出来事を思いだしていた。一つはショーン・ペン(本人)主演の映画が特別試写会で散々な評価を受け、監督に再編集を迫ったこと。もう一つは、新作の役のイメージと違うひげ面の肥満体で現れたブルース・ウィリス(本人)にひげをそるよう説得したことだった…。
「レインマン」などの秀作で知られるバリー・レビンソン監督が撮った「プロデューサーはつらいよ」ともいうべき快作。4日、東京・渋谷のシネマアンジェリカで公開。1時間44分。
デ・ニーロ映画なのに、なぜ全国上映しないのだろう?
でも、私はこういうのが大好きだ。TV、映画、出版、ラジオなどのメディア関係者・・・もっというと「娯楽・情報供給者」ということで興行師なんかも当然含まれるだろうけど、それが必然だかなんだか持つ「いーかげんさ」や「非常識さ」を戯画化した作品は大好きだ。
映画「キングコング」(リメイク版)は長すぎるとよく言われるけど、最初の「スーダラ興行師列伝」的なところも自分は楽しめた。
んで、講談社から出ている「g2」というノンフィクション雑誌。
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http://g2.kodansha.co.jp/967/1144/1145/1146.html
・・・当初から彼女には「俺は借金スゴいよ。億単位あるけど」とは言っていました。おカネがないから、日々のデート代はくらたま持ち。同棲することになっても、やっぱり引っ越し代はくらたま持ちでした。
彼女と結婚して200日後。僕は自己破産しました。第1回債権者集会が開かれたのは、今年7月13日です。法廷には司会役の裁判官1人、破産管財人2人、代理人の弁護士が座りました。法廷に入ると、裁判官が「破産者、前へ!」と声を上げました。僕は名前すら呼ばれないんです(笑)。机上には「破産者」と書かれたネームプレートも置いてありました。そのとき初めて「あ、俺って破産したんだな」ということを心の底から思い知らされました・・・。
ただし、手記には自分のいい時代のことも書いてあって、外国映画の配給権の買い付けや交渉、値段についてもいろいろ記述がある。
以前から、海外の映画や書籍の権利の買い付け、これが一番、(一応)堅気の仕事の中ではギャンブル性が高いと思っていたが、どの作品がどれぐらいで売れて、どういうふうに黒字になったり、赤字になったりするのかの実例をいろいろ知りたかったのでそこが参考になる。
彼は「アメリ」の大大ヒットや「えびボクサー」のカルト的ヒットで、一躍海外映画買い付けのカリスマとなったが……
そういえばこの前紹介した本にも、この人の名前が出てきた。
(略)…一番面白かったのは最後の、配給会社の連続倒産を受けて、そこに住まうインチキ紳士や詐欺師一歩手前のハッタリ野郎たちのエピソード放談。日本映画空振り大三振 ~くたばれ!ROOKIES (映画秘宝COLLECTION 41)
- 作者: 柳下毅一郎,江戸木純,クマちゃん
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叶井が「そちらが払ってくれないと、取引先にお金が払えないんですよ」ってシネカノンのL社長に相談したら「そんなの、払わなきゃいいんだよ!」ってアドバイスした・・・
??・・・ササヤン、なに熱心にメモ取ってんの?