INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「NHKの漫画ドキュメント」に対する不信を拭えるか?本日NHK午後10時(組閣報道次第で変更アリ)「プロフェッショナル 仕事の流儀」はバガボンドの井上雄彦

おなじみメール情報

第126回 9月15日(火) 22:00〜22:58 放送予定
(ニュースの状況しだいで変更あります)


闘いの螺旋(らせん)、いまだ終わらず
〜漫画家・井上雄彦


いつもの時間より拡大し1時間の番組です。

再放送は9月21日(月)深夜0時45分−1時45分。

今回の取材はディレクターが小型カメラで撮影することを条件に井上氏が了承、1年の長期間にわたり行われたものです

スラムダンク」の誕生秘話や、「バガボンド」1年休載の真相、最終章に向けて創作に苦しむ姿などを紹介します。




ところで、ブログに唐沢なをき氏が「マンガノゲンバ」取材に憤慨したことを書かれていましたが、島本和彦氏の「吼えよペン」か何かの作品にも、「漫画家・炎燃がテレビの取材を受けマンガへの情熱を長時間語ったにもかかわらず、その発言がほとんど使われることはなく、映像の編集、つなぎ方で自分の意図と全然違う内容になってしまい、放送を見たプロダクション一同が落胆、憤慨する」という話がありました。

しかし番組が放送された直後に「信じられないほど単行本の売り上げが上がり(笑)」「マンガなど描かずテレビに出続けることができたら…」と炎が考えてしまう、という内容でした。

番組予告のHPはこちら
http://www.nhk.or.jp/professional/schedule/index.html

漫画界の孤高の天才・井上雄彦(42)。バスケットボールを題材に高校生の成長をみずみずしく描いた「スラムダンク」は、累計発行部数1億4千万部を超え、23の国と地域で読み継がれる。連載11年目を迎えた「バガボンド」は吉川英治の「宮本武蔵」を原作にして、“生きること”の意義を問いかけ、幅広い世代から熱狂的な支持を集める。今や、井上は“漫画”の枠を超えたカリスマである。

井上の飽くなき創作活動を支えているのは、「手に負えないことをやる」という信念だ。

例えば、「バガボンド」の連載途中から、井上は、漫画の作画で一般的に用いられるGペンをおき、毛筆を使い始めた。筆はGペンに比べて柔らかいため、予想外の動きが生じやすく、扱いが格段に難しい。だが、その筆を使うからこそ、命の宿った描線が描けるという。その描写力は、漫画界の最高峰とも言われる。

井上は、今回、ディレクターが小型カメラを手に撮影することを条件に取材を了承。1年にわたる長期密着取材が初めて実現した

番組では「バガボンド」最終章へと向かう道のりに焦点を当て、井上がこれまで物語の世界で生き続けてきた登場人物たちの“人生”にどう決着をつけるのかを見つめる。カメラが目の当たりにしたのは、もがきながら、必死に登場人物とむきあう、井上の孤独な格闘の日々。極限まで自らの感覚を研ぎ澄まし、それぞれのキャラクターの心情へと迫っていく緊迫の現場から、稀代の漫画家・井上雄彦の真実を活写する。さらに、井上のこれまでの知られざる歩み、「スラムダンク」の誕生秘話、「バガボンド」連載6年目に1年にわたり連載休載に陥った、最大の苦境についても、掘り起こしていく。孤高の天才の真実に迫る、1時間スペシャル。

やっぱりこれくらい偉くなると、NHKに注文をつける側になるのだ(笑)