季節ねたとして、前に書いたコンテンツを紹介します。
「D坂の226事件−−乱歩を巡る昭和史幻想」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050227#p1
エントリ内にも書いていますが、原作は浅羽通明氏。メールマガジン「流行神」に10年以上前に発表されたものです。怪人二十面相の映画「K-20」がけっこう人気だったらしいからタイムリーっちゃタイムリーかも。
冒頭は、浅草のミルクホール。
二つのテーブルに、偶然二つの集団が居合わせる。ひとつは小林少年らを中心に、帝都に跳梁する貴金属・美術品泥棒・・・謎の怪人について議論する少年探偵団たち。
そして、もうひとつは・・・
「まだ足らぬ!まだ足らぬ!」
「まだまだ足らぬ!!」
(略)
「いや、まだだ、内閣に巣食う奸賊は倒せても、それではまだ昭和維新に足らぬのだ・・・」
「では、いったい?」(略)
「畏しいことだ、あってはならぬことだ、考えてもならぬことだ。だが、それ以外に何が?」
<(後略、リンク先ではもう少し紹介してます)>
そしてもうひとつが例の「列伝」スレ。
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1234164847/l50
299 :愛蔵版名無しさん:2009/02/26(木) 00:32:01
北一輝「フー・アー・ユー(きみは誰)?」北「ああ、陸軍の免官主計だったね
それなら裁判闘争では最低十年かかるから
その経歴を生かした実践的な行動を起こしたほうがいい」北「たとえば、欧米でいうクーデター!
この一突きで重臣どもは地獄にへおちる!」
301 :愛蔵版名無しさん:2009/02/26(木) 00:43:03
「い、いや
安藤輝三のねらいは穏やかな話し合いではなく
小銃の一斉射撃でした!!
鬼貫 鈴木貫太郎がこんなに痛がるのもめずらしい!」鈴木たか「ブレーク!!」
安藤輝三「パッ」
「安藤 おみそれしたぞ!
おまえは正規軍でも叛乱軍でも
スーパースターだあ!!」
302 :愛蔵版名無しさん:2009/02/26(木) 00:49:33
磯部浅一「陛下に弓引くなどとんでもない!
くさりきった重臣どもを皆殺しにし
皇道派の仲間と
陸軍の手で明朗に昭和維新しようとしたら
いつのまにかおれたちだけが
叛乱軍にされていたんだッ!」裁判長 「ホーまるで怪談ですな」
磯部浅一「まったく怪談ですよ
宮城内は化物の集まりだから!」
303 :愛蔵版名無しさん:2009/02/26(木) 03:08:27
「ウ〜〜ヌ。皇道派のワル幹部共が陸軍の将校達に手を回し、圧力をかけたな!」
「どうやら、そのようだが感情的になったら負けだぞ、オカダ。
クーデターの鎮圧は立派にやれるッ!
一人の超大物天皇が自ら近衛師団を率い、鎮圧に当たるからな!」「エッ……。そ、その、超大物とは!?」
「朕だよ。それとも、昭和天皇は超大物ではないかな?」
「へ…陛下!」
ここに書いてるやつらよ、お前らちょっと最高すぎるぞ。