kamipro、ワンテーマ化リニューアル第一弾。今月は「アメリカ」と「世間」
笹原圭一氏、世界に向かって叫ぶ「俺はアメリカ人が嫌いだ!だからギャラは払わない」
ササヤン、「わたしの経験を一言で表すなら・・・」と前置きしてこう言う。
【問1】上の「 」内の文章を英訳せよ。(50点)
【問2】上の英訳文を、一番アメリカの格闘技ファンの目に触れる掲示板やブログに投稿せよ。その際、ちゃんと「DREAMプロデューサーのSasaharaが言った」とソース付きで分かるようにせよ(50点)
うーん、ニュアンスを重んじるなら「I dislike」「I don't like 」より「I hate」のほうがいいのかな?
まあとにかく、ニック・ディアスやシーザー・グレイシーもこれを読んで反省してほしいものだ。
ちょっとの”事務的な行き違い”でグダグダと。
http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-1305.html
エディ・ブラボー
エディ・ブラボーといえば大麻。大麻といえばブラボー。
だからラバーガードの話とは別に、この話をふったのはしごくグッジョブだった。
どうでもいいが、彼の発言の一人称を「俺様」と表記するのはすっかり定着したな。私もこのブログでは自分の一人称を気分しだいでいろいろ使い分けているんだが、「俺様」もいいかもしれない(笑)。
まあそれはともかく
−−ところで日本の週刊誌で山本KID徳郁選手の大麻疑惑が報じられて大騒ぎになっているんですが…
(略)
エディ「この話を聞いた今となっては、KIDヤマモトこそが、俺様にとってのベストファイターだと断言できる。」
−−さっきは「エイオキ(青木真也)はグッド」とかさんざん言ってたじゃないですか!(笑)
エディ「(耳を貸さずに)だってマリファナ吸ってんだぜ!」(P61)
そうすると、ミュージシャンでもあるエディ・ブラボー荷とっての日本人ベストアクターはヨウスケ・クボヅカかしら。
町山智浩、初登場。ステロイドを語る
インタビュー自体はいつもの町山節でおもしろく、言うことはないのだが、ひとつ気になったことがある。
普通の人がステロイドまで打って筋肉コンプレックスを解消しようというのはたしかにお国柄に関連した病理かもしれないが、ホームレスになってもジム通いをやめない、既に60近い男とか、監督の兄弟で40代なのに売れないプロレスラーをやっている男とかも「人生アウト」「かわいそう」「大丈夫か、おい!」「何の仕事のスキルも無い」「人生棒に振ってしまった」ということになる。
個別に彼らの人生をみれば、そうなのかもしれない。
だが、トータルとして言えば・・・・・
実は、自分はおそらくこの「スタージョンの法則」を宝島30のファビュラス・バーカー・ボーイズの文章で知ったのだと思うのだが、「どんなものでも90%はクズである」のはSFでも漫画でも音楽でも同じで、その膨大な裾野の上に人類の財産になるような光輝く成功例が生まれるとする。
ならば、薬使用の有無は置いても「筋肉を鍛えることで(アクション俳優、プロレスラーETCとして)成功する」という、一握りの人々が生まれるためには、それを夢見て「俺にはこれしかねえんだ!」と必死で努力した結果「人生アウト」になる人たちが必要なのではないか。彼らの遺体が死屍累々と積み重なってこそ、世界中で体制も文化も超え、なにしろ劇中で悪役扱いされた国の人でさえ(笑)熱中するスタローンやシュワルツネッガーのアクション映画の数々、世界100何カ国かで放送される巨大なWWEプロレス帝国は成立するのではないか。
ホームレスのままジム通いする60の爺さんや、WWEのトライアウトを毎回受ける40の親父の存在は実はアメリカの「強さ」なんじゃないか?と。
日本で言うと、また例の「バクマン。」の話になってしまうが、主人公のおじさんは一応ヒット作はアニメ化までされるが、それ以降は人気作を生めず、借金も抱えて過労死(自殺?)したという設定だ。
たぶん国柄的に、日本はそういう失敗し消えた漫画家や、そこまでたどり着くこともなく孵化さえしなかった漫画家の卵の数は世界一だと思う。しかし、「ほら、40過ぎて『俺には漫画しかない』とか言って描き続けている、貧乏な人生アウトの人たちを見よ。ここに日本の病理があるのだ」とアメリカ人からいわれたら、やっぱり「スタージョンの法則」を引用して、「こういう人たちの夢が蒸留されて、世界的に人気の漫画が生まれるのですよ」と反論したくなる。
まあ、これは本題として話されている、体に害を与えるステロイドの話とは別の話だけどね。漫画家目指し続けても肉体的な損害は猫背と近眼と腰痛ぐらいだもんな(笑)
http://homepage1.nifty.com/dame/books/karate.htm
「才能というのは平等だと思いますか」
「平等ではないと思います」で始まる、主人公木原と道場主秋葉との会話。
「自分には才能がないのと同じくらい、自分には空手しかないってことがわかるんすよ」
そう語る、ビジネスマンクラスの指導員、今江。
空手に打ち込み、そこで人々と触れ合う中で、木原は改めて、己の生き方を問うていく。
それぞれが、それぞれの過去を抱え、今を見つめ、そして未来に進んでいく。
その様は、私に勇気を与えてくれた。秋葉は、こうも言う。
「人にはね、自分を滅ぼす権利があると思うんですよ」
そう何をしたっていいのだ。選択の結果、後悔したっていいのだ。大切なのは、自分で選び、その結果を引き受けることだ。
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あるいは
http://juggler3.hp.infoseek.co.jp/olddiary/diary30.html
呉智英先生の話。
世の中でもっとも恰好いい乗り物は人工衛星で、もっとも恰好悪いのは乳母車だ。しかし衛星軌道にわずか1メートル足りなかっただけだとしても、人工衛星は落下してただのゴミになる。乳母車にすら莫迦にされるゴミに。なら能力の足りない人工衛星は事前に解体して他の乗り物にするのが慈悲ではないか。
これは内田春菊との対談での話。内田の本にも収録されていたが、のちに
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に収録されていたはず。