INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

夏目・竹熊が組んだ「マンガの読み方」の復刊はいろいろ難しいらしい&当時の編集者さん

http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2008/08/post-2c04.html?cid=13978434#comment-13978434
で、夏目房之介氏が「マンガの読み方」という宝島ムックを作ったころを振り返っている。
あの本が出た当時の驚きは…、どういったらいいのかな。「突然」ではなかった。夏目氏の「手塚治虫はどこにいる」も出ていたし、「サルでもかけるまんが教室」もあって、それぞれ両人とも名を知られていた。ただ、まだ個別に、ばらばらに成果が散見されていたという状況だった。
その散らばったパズルピースを、パチパチパチを一気に組み合わせて、全体像がドンと出た!というのが同書だったのだ。
「ついに!」とか「あれか!」という感じだった。

この本は本来、宝島社の流れ的には文庫になったり書籍になったりとロングセラー販売の形式に移行することが、商売的にも文化的にも必要だったと思うのだが、現実にはままならないようだ。
今後の復刊の難しいらしい(コメント欄の私のコメントへのレス参照)
「復刊」というのも、ドットコムで票が集まればすぐ実現するというようなものでもないようで残念。古本屋で見たら買っておくといいですよ。


ところで、その本を作る時に関わっていた編集者がはてなにブログを持っていたことがコメント欄で分かった。
■もじのなまえ
http://d.hatena.ne.jp/ogwata/


これを読むと、漢字と文字のあり方に個人的に大きな興味をお持ちの方らしい。
漢字は象形文字で、表意文字でもあるということで養老孟司氏あたりから、漢字かなまじりの日本文と、漫画の読みに関する関連付けを示唆した論考が色々出てきた(納得しづらいものや、日本文化・日本漫画特殊論になってしまうのでは?というものもあったが)、そういう面や”漫符”の考察をするにも、漢字に詳しい編集者が一枚かんでいたというのはあの本にとって大変な僥倖だったろうな。