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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

山本KID徳郁が7月出陣。相手もしっかり強豪で満点、満点

【おまけニュース】本日はロフトプラスワンで格闘技イベントです。
詳細はhttp://d.hatena.ne.jp/aohoshi/

さて本題。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/column/200806/at00017479.html

……当初は6.15「DREAM.4」への出場がアナウンスされていたが、「対戦相手も決まらず万全の状態で出てほしかったので」(笹原圭一DREAMイベントプロデューサー)スライドされる形で、7月の大阪大会でDREAM初登場を飾ることとなった。これに関してKIDは「6月から7月になっただけなんで、その分調整できると思うし、いい仕上がりの自分にできると思うので、あまり気にしてないです」とあまり意に介した様子はなかった。


笹原つかえねーな。おめーあとでデコピンな、
とかどっかのヤンキー風にいいたい気もしなくはないけど(笑)、実際の話としてはこれでよかったと思う。調整期間に関しては、何より「相手」に与えることが必要であって、もしこのまま、X選手が対戦相手に決まって「4」で試合が組まれたとしたら、それは相手の調整時間が無いことになる。
問題はKID参戦の、この前のPPVでの宣伝を見て、山本”KID”徳郁を見たいためにチケットを買った人だが、俺は買ってないのでかまわないのである(笑)。
つーかササヤンを信じたほうが負けだ(笑)


山本KID徳郁。頂点の後の、これから

この選手を見て長いことたつのに、なんか彼に対しては好きも嫌いもなくニュートラルに見る事ができる。
今回の会見で「挑戦する立場でやりたい(ので、アメリカのトップ選手と戦う)」ということを言ったそうだが、客観的に見て、日本の格闘技市場の中では熱狂的なファンの人気、一般知名度、タイトル、実績をすべてMAXの状態まで得たことは間違いない。
だから必然的に、この地位を「守る」ことをしなければならず、どういう形で彼はそれを守るか、というのを興味深く見ていた。

1回優勝後、JZ.カルバンやシャオリンが参戦したトーナメントをレスリング参戦などで、結果的にその後は出なかったのも偶然か意図したものかはともかく地位を「守る」ことに繋がったし、一種の定番ではあるが他の競技ではメダリストだが総合は初心者、みたいな人とも戦った。
そして今、これも期せずして?KIDを守るバリヤーになっている「62kgの壁」も、何度かここでは繰り返したがそれ自体はリクツとしては正しいし、文句をいうわけにもいかないだろう。実際に70kgのトーナメントで優勝したという経歴が生きてくる。


そして何より、この階級の中ではかなり強い選手と戦うことをあまりKIDが避けていないようなのが一安心だ。
どんな相手だろうと、デビューから7戦全勝というのは簡単にはできないし、ユライア・フェイバーが推薦するという部分も大きいだろう。なかなかこの階級は相手もいないわけだし、かなり上等の相手を選んだと思います。


あっちからみてもやっぱりKIDは大物だし、倒せば大きな称号を得る。モチベーションも高いはずで、今後大きな展開を生むことを期待したい。そこで層が広がれば「やっぱり65kgでやってくれよ。その階級の連中から逃げてるんじゃないか?」というような批判も自然と消えていくでしょう。


ただ、心配なのはWECがZUFFA傘下になっている中、エリートXCM-1と連携して、彼らの意図はどうあれ反UFC陣営、という感じになってきているDREAMが、ハニ・ヤヒーラを貸し出したWECとこのまま選手の貸し借りをできる間柄を続けるのか?ということだ。

そうであってほしいんだけどね。