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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

フィクションだけどこれ大丈夫かな?と、外国人に「聖☆おにいさん」のことを尋ねたら大問題になりそうで困ったことについて(注意:最後まで読み、指定されたリンク先にも飛ぶこと−08,09,25追記)

時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008052200696

2008/05/22-16:16 人気漫画「ジョジョ」一部出荷停止=イスラムめぐり不適切表現−集英社


 コミックと文庫版で計136巻出ている人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」(荒木飛呂彦著)とアニメDVDの中に、イスラム教に関する不適切な表現があることが分かり、版元の集英社などは22日、原作とDVDの一部を出荷停止にしたと発表した。
 問題になったのはDVD「Adventure6 報復の霧」。悪役が読む本にコーランの文章が書かれているとしてアラビア語圏で批判されたため調べたところ、映像化の際、内容が分からないまま文字を使ったことが判明。このほか原作にも、モスク内で戦う不適切な場面があった。


ここ数日、大きな話題になった「ジョジョイスラム教冒涜問題」。
これは原作版にそもそも無いシーン(ただし戦闘でモスクが破壊される原作部分も問題?)だとか、問題視している言説はコピペのような少数があちこちに貼り付けたものだとか、そういういろいろな話もざっと読ませてもらいましたが、ちょっとその点については置いておこう。


まず、日本において宗教とその風刺・パロディ・エンターテインメント化の極北に位置するのはこれだと言っておきたいのです。

聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)

聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)




ここまでオッケー。ってことでよろしく。
ただ、そう思ってくれない人がいるのは誠に遺憾だ。

実は内輪の話ですが、2006年まで日本の大学に滞在していたノーマン・キージェという私の知人がいる。本職の微生物発酵の研究では結構有名な人だから実名でもいいだろう(本人もOKした)。
この人、そういう専門だから科学的思考は十分わきまえている人だし、日本滞在中にご多分にもれず、漫画・プロレスなどにはまって、その縁で私と知り合いました。
その際、彼は相当にキリスト教にも造詣が深いということは話していて気づきましたが、自身の「信仰」として、どう宗教を受け止めているかについては深く話したことが無かった。


そんな中で、一般的な話題として一ヶ月ほど前かな、いろんな日本のトピックとして時々やり取りするメールの中で、「キリストとブッダが友人として共に下界に降りるという設定のコミックが最近出たよ」と何気なく書いたが、それを読みたいと言ってきたので「釣りキチ三平平成版」とか「ガンダムORIGIN」などと一緒に送った。


そしたら返ってきたメールが・・・少し分かりにくい表現もあるので、一部は曖昧かつ適当な訳ですが。

彼の所属するという「真の愛と幸福のために、行動するアメリカ兄弟連合」名義です。


親愛なるGryphon(文中は本名)さま
この前はさまざまな資料を、昨年に続いて贈って貰いありがとうございました

(この後、個人的な近況と、ガンダムについての話が続く)


あとひとつの漫画については、ひとつの日本における、悲しい真実があり、それを直視しなければいけないということを私たちに教えてくれたという点で、非常に有意義でした。送っていただいたことに感謝します。

この作者が、世界で最も多くの人々が心のより所とし、深く尊敬し愛を表明する二人の宗教者について、限りない憎しみを抱いていることは分かります。おそらく、自身の中ではそれを凌駕する真実、他の神を持っていると信じているのでしょう(※受け取った側註:いや、そうじゃないと思うが…)。

しかし、ここまであからさまに軽蔑を公に表明し、愚弄と侮蔑を加えているものが、私も名前を聞いたことがある大きな日本の中での出版企業から印刷されたことは最大のスキャンダルだと思います。今回、頂いた資料を、私の会派で、メディアと異文化対話の専門部の副委員長を務めているラリー・ホールデンに依頼し(※註:おいおい、なんか大ごとなんですが)、日本に27年間布教をしていた人物を中心に、正確な翻訳を行っているところです(※註:そんなことせんでも・・…)。私も当然、日本語でほとんどのストーリーは把握できますが、二重の誤解があっては、正式な対話を関係者に求めるに当たって礼を失することになるので。

6月の第一土曜日に、私たちは都市間のコミュニティの交流と相互理解を薦めるミーティングで、仏教指導者とヒンズー教徒、ムスリムの信徒代表団体と会うのですが、その際にこれも議題にするよう、現在調整しているところです。もっともこの仏教団体はスリランカ系ですので、日本の仏教の宗派と異なるかもしれません。この部分で、いくつかお尋ねするかもしれないので、おねがいします。

(一部難しい表現あり略)

また、イエスとマフィアが対話する場面で、いくつかマフィアの表現が難しい部分がありました。これは専門部会でおそらく分かると思いますが。


また、KODANSHAの成り立ちや現在の会社の社会的地位、アメリカでその意思決定者に近い人と対話する方法などについて今後調べると思います。必要ならば、当然こちらが対話を求める側でありますから、こちらで英語でコミュニケーションせよというのは傲慢な考え方ですので、日本で、日本語で交渉ややり取りをする必要が出てくるでしょう。
そうするとこちらの予算も問題と成るので、現在、その件についても話し合っています。


(この後一転して、イチローと松井の活躍についてと、現在住んでいるフロリダの家の話を書いている)


どうも私が送ったのは、ひどいこんな本があるよ、と彼に告発したと受け止められていて、それで通常以上に彼らは張り切っているようだ。いや私も、こんなに真摯に彼が信仰レベルでキリスト教を受け止めているとは知らなかったしね。



このままうやむやになっていけばいいなあ、と思うが、
6月半ばぐらいになって、この漫画がどっかから抗議を受けても、ぼくのせいじゃないよね。
だよね。


彼らは大声で叫んで言った、
「聖なる、まことなる主よ。いつまでもあなたは、
さばくことをなさらず、また地に住む者に対して、
わたしたちの血の報復をなさらないのですか」。


 すると、彼らのひとりびとりに白い衣が与えられ、
それから、「彼らと同じく殺されようとする仲間や
兄弟たちの数が満ちるまで、もうしばらくの間、
休んでいるように」と言い渡された
ヨハネの黙示録より)


参考(要必読!この文章は、リンク先の文章とで一体です)
■日本語の難しさについて
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080524#p3

※5月30日に書体拡大と()内で「要必読」以降の一文を追加しました

もうひとつ参考(過去ログ)
■そういえば二大宗教の大冒涜漫画が堂々「週刊モーニング」に掲載
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080119#p7