5月3日は憲法記念日であり、朝日新聞阪神支局銃撃事件の記念日であった。
で、今年はこの日にいくつかの館で映画「靖国」が公開された。
抽象化すれば「表現」「自粛」「自由」「テロ」「圧力」などのテーマだが(肖像権や無許可撮影の話は置いておこう)、非常に性質が似通っていて、メディアの規模は大きくて、それであるのにスルーされて全く議論を呼んでいない(笑)今年に発生したエピソード、思想的事件をもう一回皆さんに考えてもらうラストチャンスとして、再度紹介させてもらいたい。
【共通点】
・ドキュメンタリーを作ったよ
・中の映像は、ある特定の立場から見たら「冒涜」だ
・「自粛」「配慮」して、あらかじめそこは放送(=上映)しません
・見てから議論すればいい、も何もなく事前にそういう決定を流す側がした。
※過去ログの再録です
今回の「靖国」上映問題は「ムハンマド風刺画問題」とかなり共通すると以前も書いた。
当ブログの「ムハンマド」関連記事もご覧下さい
その中でもつい最近、天下のNHKが自粛したという意外な事実がこれ。深夜放送で視聴者も少なかったのだろうが、どこの新聞も記事や社説にしなかったな。ただ今回の問題とパラレルになるやろ?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080117#p4
■[漫画][法哲学][宗教][TV][ブログ]「ムハンマド風刺画問題」は終わらない−−NHK番組と漫棚通信よりここから事実のみ再紹介する(詳しく読みたい人はリンク先へ飛んでくれ)。
●2007年〜2008年、NHKで放映されたドキュメンタリー
●シリーズ日本語タイトル:「NHK 33カ国共同制作 民主主義」
●作品日本語タイトル:「欧州 デンマーク “風刺画事件を追って”」
●ディレクター:カルステン・キエール Karsten Kjær(デンマーク)
●日本での放映:2007年11月28日(BShi)、2007年12月23日(BS1)、2008年1月3日(NHK総合)
↓※最後のテロップ:
NHKはこの「事件」で傷ついた多くの人々への配慮から一部映像を加工しました
元ネタ(ドキュメンタリーを詳しく文字で再現)
http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_d132.html