2007年12月号 / 11月1日発売 / 定価680円(本体648円)
特集 自民党、大炎上
福田康夫の弱腰外交は中国の餌食になる 上村幸治(獨協大学教授)
意外にお粗末な首相の中国人脈。その影響力は権力中枢にはまったく届いていない
帰ってきた防衛大臣、吼える!
石破 茂(防衛大臣) 《聞き手》横田由美子(ルポライター)
給油問題、省昇格の意義、あるべき文民統制の形とは……ゆるみきった省内のタガは私がシメる
昇格一年
防衛省は「三級官庁からの脱却」を果たしたか 横田由美子(ルポライター)
パンツ一枚で執務する次官、新大臣就任に涙目の若手。防人たちの知られざる最新生態を見よ!
小沢一郎「世界」論文の支離滅裂を嗤う 田久保忠衛(杏林大学客員教授)
金権政治の申し子と「戦後民主主義の残滓」の奇怪なコラボレーションを徹底論破する
構造改革六年半の舞台裏をすべて語ろう 高橋洋一(内閣参事官)
小泉・安倍改革の実務担当者がついに登場。「竹中・霞が関全面戦争」の内幕を明かす
ヨーロッパの優等生 ドイツ型教育はなぜ崩壊したのか
西尾幹二(評論家)/川口マーン惠美(作家)
小学生からの能力主義的選別システムが機能不全に。日本はこの失敗から何を学ぶべきか
ハゲタカ分類学
本当に怖いファンドとは何か 津田倫男((株)フレイムワーク・マネジメント代表)
十把ひとからげに恐れおののくのは愚の骨頂。筋のいい投資を見きわめ、使いこなす気概を持て
戦後史秘話発掘 吉田茂新発見書簡と自衛隊の誕生
伊藤 隆(東京大学名誉教授)
バカヤロー解散後の多数派工作に奔走する池田勇人、宮澤喜一。いま甦る“ワンマン政治”の血脈
[好評連載]保守再建(2)
村上正邦氏と私の吉野詣り 佐藤 優(起訴休職外務事務官・作家)
南朝の都で国を思う。「大日本は神の国なり」。この同胞意識で日本は強くなった
[新連載]革新幻想の戦後史(1) 三島由紀夫が描いた都知事選
竹内 洋(関西大学教授・京都大学名誉教授)
エリート外交官、吉田茂と有田八郎。彼らの明暗を分けたのは「戦後」だった
特集◎新聞騒乱 「朝日崩れ」が止まらない
官邸 vs.マスコミ 朝日新聞、敗れたり 上杉 隆(ジャーナリスト)
驕れる者も久しからず。首相を辞任させ、勝鬨をあげる朝日の足元で、政治報道の瓦解が始まった
「朝・読・日経連合」はマスコミ一極支配を狙う
佐野眞一(ジャーナリスト)/河内 孝(ジャーナリスト)
朝日は“読売=正力イズム”に呑みこまれるのか? 無原則な野合の背後に広がる業界地獄絵図
経済オピニオン記事あてにする馬鹿、読まぬバカ
松原隆一郎(東京大学教授)/東谷 暁(ジャーナリスト)/吉崎達彦(双日総合研究所主任エコノミスト)
珍学説を振り回し、誤報、提灯記事のオンパレード。日経が「ビジネスエリートの新聞」とは笑わせる
官僚主義にまみれた巨大新聞社を“民営化”せよ
柴山哲也(メディアアナリスト・現代メディア・フォーラム代表)
競争不在のまま、テレビの後塵を拝して幾星霜。遅すぎた「55年体制からの脱却」を、いまこそ
■佐々淳行 インテリジェンス・アイ 66
■小手毬るい NY発エンキョリ通信 最終回
■西木正明 誇り高きろくでなしの時代 6
■樋口進 文藝春秋写真館 20
■草野徹 気になるアメリカン・ブックス 最終回
■中野翠 この世は落語 6
■杉原志啓 音楽は国の響き 5
■出久根達郎 言の葉のしずく
■池谷伊佐夫 古本蟲がゆく 最終回 ■長部日出雄 作家が読む『古事記』 7
■古田博司 乱蝉亭漫筆 2
■荒川洋治 言葉と世界 89
■佐々木俊尚 ネット論壇時評 5
■保阪正康 ナショナリズムの昭和 29
■紳士と淑女
■荒木和博 月報「北朝鮮問題」 29
■山本皓一 国境の島を往く 5
SHOKUN BOOK PLAZA 新刊書評 春名幹男・東谷 暁・三浦小太郎/本の広場
読者諸君・編集後記