小生がはてなキーワード「ダンボー」の作成者であることは何の自慢にもならない自慢だが、それで気になって時々誰が日記に使っているかを調べている。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%c0%a5%f3%a5%dc%a1%bc
そんな中で見つけた情報が、この回がネット上で「試し読み」できるといううれしい知らせだ。
http://www.lares.dti.ne.jp/~triaslon/yotuba28_01.html
再度読んでも、目にじんわりと涙がたまる傑作。
昔「幼いころは、空を飛べたよ」という歌があったが、空想の世界と現実の世界の国境を自由自在に往復できる子供の特権、夢の中で遊べた、もう大人は二度と取り戻せない夏休みの、青空に雲が浮かぶあの一日。
それを書きつつ、前に書いたように落語的な構成の妙、もしくは三谷幸喜的な、いわゆる「取りつくろいもの」のジャンルとしてわずかの隙も無い好編。
また、SF的にもこの超過額、いや超科学ロボット・ダンボーの優美なフォルムと強大なスペックは見逃せまい。
アトム
鉄人28号
マジンガー
ゲッターロボ
ガンダム
パトレイバー
エヴァンゲリオン
そしてダンボーと続く系譜。
なぜ星雲賞を受賞できなかったのだ。
よつばと!はまとめてあとで紹介するのでこれぐらいにしておくが、とりあえずぜひ読んでほしい。
この回を「お試し」とするのはいい判断だ。
どこに出しても恥ずかしくないし、ほかのを読みたくもなるだろうからな。
そうだ、思い出したがこの話は2006年の見えない道場本舗選出・最優秀ワンエピソード漫画賞を受賞している。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20061230#p2
蛇足だが、ミルコやノゲイラの去就を知ったとき、自分はこのページの最後のコマをいつも思い出していた(笑)
http://www.lares.dti.ne.jp/~triaslon/yotuba28_17.html