思いつきでやっちゃうと違ってきたりするのだが。
【2006漫画ベストテン(プラスちょっと)】
「銀魂」
これに絡めたハードボイルド論って書きたかったんだが持ち越しに成った。
予告的に一言で書くと「最大限の褒め言葉として『この漫画はけっこうベタ』と言いたい」ってことでしょうか。
「げんしけん」
マンガとしてオタクを自己分析、批評するというコンセプトは、自虐的ジョークの方向にいくらでも行けたのだろうが、そこを正統派ともいえる恋愛漫画にした。これはプラスマイナスあるし、個人的にはやや興味の方向から外れるのだが、最終的な決算としてはプラスかな、やっぱり。あと、高校とか中学とかの学校内政治(スクールポリティクス)をもう少し描いて欲しかった、というのも個人的な意見。 そういえば書きおろし付き最終巻って出てるのかな。
よつばと!
一つのエピソードとして全漫画のベストを選ぶなら断然「ダンボー登場」です。
あの温かく、こっけいで、愉快なエピソードは読後感も非常にさわやかで是非とも一読を薦めたい。
ちなみにはてなの「ダンボー」キーワードを作ったのは自分で、たぶん自分のブログにしか登場しないと思われたが結構いろんなところに登場している(笑)
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%c0%a5%f3%a5%dc%a1%bc
「へうげもの」
信長暗殺の新解釈が良かった。秀吉の陰謀によるもの、というのは結構前例があるけど、利休が美のために信長を排除する、という話と、何より秀吉が罪の呵責を紛らわすため、その罪を告白できる相手をそばに置く、という心のゆれがいいね。
「駅弁ひとり旅」&「築地魚河岸三代目」
どちらも実用的な資料として、大変役に立ちました。駅弁実際に食うわけじゃないけど、例えばタコを炊き込んだご飯などは実際に作ってみましたよ。
「団地ともお」
結構考えさせられる、寓話的な話が良かった。