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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ついにK-1/UFC同盟が実現へ・・・目標は勿論、PRIDE幕府の倒幕

http://www.so-net.ne.jp/hero-s/01herosnews/20060528/20060528.html

UFCを運営するズッファ社のダナ・ホワイト代表は、HERO'SやK-1との交流、気になる選手の交換について、次のように話した。
「私は、いつもどのプロモーションとも交流していくと言ってきました。そして今日、ミスター・タニカワとサクラバがUFCにやって来てくれた。私はサクラバの大ファンです。今はまだ、サクラバがUFCに出場するという発言はできませんが、私はいつも彼に興味を持っています。もともとサクラバは、UFC-Jで名を挙げたファイター。彼は一度たりとも、退屈な試合をしたことがないエキサイティングな選手ですからね。

 そして私は、KIDヤマモト(山本“KID”徳郁)も大好きです。絶対に対戦相手を仕留めるスタイルで、とても強い。ミスター・タニカワから要請があれば、いつでもUFCの選手をHERO'SやK-1に送りたい。所属選手がお互いのリングへ上がって交流する。これも常に私が口にしてきたことです。ずっとこのように話してきても実現できないプロモーションがありましたが、HERO'SやK-1とは是非、交流したいと思っています」

 今後、HERO'SとUFCがどのような交流をしていくのか。日米二大メジャーの急接近に、世界中の格闘技ファンの注目度が高まるのは間違いない。


「『ようやく、世界はあなたに追いつきました』と伝えてください」(「栄光なき天才たちツィオルコフスキー編より)



いち早くこれを論じ、格闘界に提案した人がいる。すごいなすごいな。

UFC/K-1同盟を提案す。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050106#p1
UFC/K-1同盟再論・・・対話編
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050107
ホイス・グレイシーオクタゴンに復帰。そしてK-1UFCが・・・
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060118#p1

なに、洞察力と構想力をもとに天下の情勢を見れば、これぐらいのはかりごとは分かるものです。
ダナ・ホワイト氏も谷川貞治氏も、私の提言を聞き入れる度量がありました。3日間で矢を10万本ほど用意しましょうか。

「世にも優れた人物。私は一介の農夫、
天下のことを論ずるなど到底できませぬ。
あの方々のあやまりです。
将軍はなにゆえ美玉を求めず石ころを求めますか。」


「大丈夫たる者、世を治める奇才をもちながら、
空しく山野に朽ち果ててよいものでしょうか。
なにとぞ天下の蒼生に思いをいたされて、
愚かな私をお導きくだされ。」

参考
http://1kyouiku.com/sanngokushi/archives/2006/12/post_15.html
http://jp.chinabroadcast.cn/chinaabc/chapter16/chapter160506.htm



心はいつも、太平洋ぜよ。世界の海援隊でもやりましょうかな。



・・・・とまあ、諸葛孔明坂本竜馬を気取っていてもしょうがない。というのはお察しの通り、そもそもUFCK-1同盟ってエントリは思い付きだったからな(笑)。
ホントに実現するとは。つうかするのか?
どっちも狸だから、自分たちだけ得する気満々ではあるんだよな(笑)。具体性もあるようでないし。




ただ、逆に狸だからこそこの前のどこかとどこかの関係のように、片方がおいしいところだけ取っていくような形では長続きしないことは百も承知だろうし、昔よりは「こっちと組んであっちを潰したる」的な対PRIDEの敵愾心が増している。共通の敵がいるとき、一番団結は固くなるものだ。
http://blog.livedoor.jp/kan5555/archives/28387212.html

藤子F不二雄先生の短編で、宇宙船の乗組員の中に、すごい嫌なやつが
一人いてみんなに嫌われている、という設定の話がある。
乗組員がそいつを何とかしなければと、団結していくというお話。
実はそいつは”嫌われ屋”という商売で、人は共通の敵を前にした時にこそ
強い連帯感が生まれるものである、というオチであったと記憶する。

また藤子短編を喩えにしてしまった。


とはいえ、話は元に戻るけど、格闘団体の同盟で結局どこも望むのは「あっちのエース級はこっちの興行に出てもらって、なおかつこっちのエースにボコってもらって、こっちからはあっちに地味な実力派を派遣する。そうやって、最終的には相手を食い荒らす」という形である。http://www.pancrase.co.jp/

なんだよそのURL。


そこで試金石となるのが「ジェロム・レ・バンナティム・シルビア」構想である。少なくとも、かたっぽのほう(バンナ)はやる気まんまん横山まさみち状態だったわけだ。酒が入ってるせいかやたらと表現が脱線しているな。
http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-265.html

http://www.englibout.com/2006/05/vsor.html


もちろんダナ・ホワイトランペイジが喝破したように、UFCに忠誠を誓い続ける選手に甘い部分がある。当たり前っちゃ当たり前か。
シルビアはステロイドや一方的な負け試合を理由に切り捨てることもできただろうに、ちゃんとその後もチャンスをくれたからね。


ジェロム・レ・バンナという選手を「(日本の知名度を考えると)おいしいまだ素人の相手」と考えるのか「(アメリカでは)まったく無名だが、足元をすくわれそうな厄介な相手」とみなすのか。ダナ、谷川、そしてシルビア三者三様の思惑によっては、これは難題にもなるし突破口になるかもしれないと思うのでありマス。
あと、まずダナ・ホワイトをこの次のHERO'Sに招待してはいかがでしょうか。費用はTBSにつけ回しということでさ。



ところで谷川さん、俺へのアイデア料の件なんですが。
小切手はこまります。できれば現金で。

だれがUFCを失わせたか? PRIDE失態なり。

あの一方的なつまみ食いはそれはそれで豪腕の外交手段として評価されるかもしれんけど、ながーい目で見ればもう少しUFCにサービスして、(人気と知名度で)一流選手を貸し出して関係を続けるべきではなかったですかねDSEさん。2003年、あちらからチャック・リデルが送り込まれた事実はやはり大きい。それに見合うことをすべきであった。

「あなたが落とした選手はこの桜庭和志ですか?それともこの横井宏考ですか?」みたいな選択肢だったというからな。