ジャッカルの日、はつい先日、フランスの非常事態宣言がアルジェ動乱以来だというのに引っ掛けてちょっとネタにしたら、すぐにテレビ放映されるとは。
フレデリック・フォーサイス原作の不朽の名作、ポリティカルサスペンスの新潮流であり、古典的活劇の嫡子でもある。
小林信彦がいうには「怪人対巨人」(ルパン対ホームズ)の系統であり、永遠に古びないひとつの典型だという
スペース・カウボーイは未見だが、これも小林信彦が絶賛しているので、彼を身元引受人のつもりで推薦。ジャンルとしては「一度は挫折した中年、老年が夢の元に再度チャレンジする」というもので、この種の傑作は幾つか挙げられるな。浦沢直樹の若き日の佳作「NASA!」とか。「フライ、ダディ、フライ」もこのジャンルだと思ってる。
ただ、惜しいことに同じ時間の放送だが。
ジャッカルの日
◇73年、米。エドワード・フォックス。フレデリック・フォーサイスの小説を映画化。1960年代、フランス大統領の暗殺を請け負った一匹おおかみの殺し屋"ジャッカル"と、それを阻止するようフランス警察の全権を委任された警視との攻防を描く。フレッド・ジンネマン監督。(字幕)
放送日時 11月12日(土)2:50〜4:40 テレビ朝日
スペース・カウボーイ
◇00年、米。クリント・イーストウッド監督・主演。ひょんなことから、宇宙への夢を絶ち切られたパイロットチーム。40年後、チームの一員だった男性にNASAから宇宙衛星アイコンの修理要請が入る。条件付きで承諾した彼は、かつての仲間とともに宇宙へ旅立つ。(字幕)放送日時 11月12日(土)2:50〜4:55 フジテレビ Gコード(67339102)