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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

12月31日、エメリヤーエンコ・ヒョードルはどこに・・・

http://blog.livedoor.jp/nhbnews/
において、PRIDEとBUSHIDOヨーロッパの間に起きた不協和音についてはずっと報じられてきた。BUSHIDOヨーロッパ(2H2H)は、ゴン格163号によるとロシアM-1(レッドデビル主催。もちろん漫才とも無関係)とは実質的な共同開催で、「イッツ・ショータイム」とは敵対関係。


こことPRIDEは協力していると思われていたのだが、なにやらそうではない部分もあると。
ここでささやかれるのが、ヒョードルの去就。
そのへんの契約にはもはや抜かりが無いと思うけど、なにしろミルコ・クロコップに勝った今は強い立場にあるし、「他所からもオファーがあるよ」というのは常套手段。

それに、お決まりの「格闘技以外のことに興味を持つ」という展開にも。

・・・ヒョードルは最近セルビア-モンテネグロ、首都ベオグラードのTV番組GRTKに出演し、格闘技の選手として成長した背景と最近の近況などを紹介した。この席で彼は故郷スタールイ・オスコル(市) の若者達が夢を掴む手助けとして、政治に跳びこむことを明らかにした。

 格闘技プライドFCでチャンピオンに上り詰め、クロコップとの ‘世紀の対決’でも完勝し、成功神話を継続するヒョードルは 「功績ある生き方がもっと重要になった。スタールイ・オスコルに若者達のための大型格闘技スポーツセンターを建設する計画を立てている」と「このために下院議会に出馬する」と語った...

クロアチアのミルコは確か比例代表で基本的に政党も広告塔のつもり、しかも野党のために政務は忙しくない・・・らしいし、アレキサンダー・カレリンも同様に議員兼現役スポーツ選手ではあったのだが、ヒョードルが同様になるか。ちょっとそんな気はしない。

つまり、ヒョードルは闘いの中で新たな挑戦者に敗れ、時代の変化を感じさせて去っていくのではなく、地位と栄光を「持ち逃げ」していくのでは・・・という心配が付きまとうのだ。もっともこれは強いものの特権で、文句があったら倒さんかい、という話なんだけど。


だいたい、PRIDEにもうライバルが不在でしょ。だからこそPRIDEも大急ぎで、成長株であるセルゲイ・ハリトーノフファブリシオ・ヴェウドム、ミルコ・クロコップジョシュ・バーネットを戦わせてしまうわけで。
「おいおい、早すぎやで。とくにファブリシオにはもっと名を上げる時間を」と思ったりもしたのだが、ヘタすれば大みそかヒョードル、顔見せ程度の試合しか組めないものね。


かといって、Dynamite!でだれが対戦できるのかといえば、いっそボビーにしとくか、というぐらいのヤケクソ感が漂ってしまう。
それともあれか、「300年で70人しかいない」地位に着いた日の下開山をもいちど呼び出して、3年連続でメインを張らせるかね。小林幸子でも3年連続でトリは取って無いぞ。