菅直人と、わずか２票差。
外野席から観てたら「ここで菅じゃあ、もう再起不能だぜ。前原以外考えようがないだろ」としか思えなかったのだが、党内では違う温度なのだろうか。それとも上のような認識は間違いなのだろうか。
菅を押す人の言い分も解るのよ。
彼の個別的政策立案能力、それを説明する力は相当なものだし、何よりディベートを純粋に見たら（つまり最終的な人気とは別の、個別の勝ち負け）トップランクのガチンコができる。
それに薬害エイズでの実績はまだ完全には色褪せていないし、皆忘れているが年金未納問題は、少なくとも彼に関しては役所のほうが扱いをミスしていた事があとで判明したのだ。
しかし、本人にとっては理不尽極まりないだろうが、いったん、いや二度も代表になって辞めてしまった時点で、有権者はそれだけで魅力を感じなくなってしまっているのだ。それが商品、芸能としての政治家の宿命なのである。
前原氏の能力とかとは別の話になっているのだ。
あ、あとホントはこの菅直人ＶＳ前原誠司を、メディアの商品としてもっと大々的に煽ったほうが党全体としてはよかったんじゃないかと思う。ニュース番組内でのディベートすら無かったんだから。もちろんそれが亀裂を深めるという判断だったんだろうけど。
メディアといえば「なんだよー、民主党議員もシャレがわかんないやつらばっかりだな。河村たかしに票を回して代表選に立たせれば、耳目はひいただろ」と思ったんだが、２票差だったのにそんな余裕は無いですわなスイマセン。
政治は遊びじゃやっぱりできないか。
しかしあの河村たかし氏、ナックルズＮＯＮＦＩＸなんかにまで登場してる。
下品も、ひとつのパワーだ。
