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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

民主支持率急回復。世論調査論はいまこそ続行しないと

先週末に早いところは世論調査の結果を出し、その後他の機関も続いて結果を発表。どれも民主の支持率急回復と、菅直人首相の高支持率を伝えている。
私がその記事にブックマークした一言。

gryphon だから世論調査って質問の形式や誘導にも当然左右されるけど、基本的には役に立つんだよ。あっちもこっちも自分が嫌な結果が出た時だけ「世論調査は信用できない!」と言い出すんだから・・・

鳩山内閣の支持率がダダ落ち状態だったときに「世論調査は信用できない」というたぐいのコンテンツが多数あらわれた。
それは個別には携帯電話ではなく固定電話が対象だとか、質問形式によって回答を誘導するとか個別の議論はそれなりに有効な話なのだが(一方で、それが全体としての世論調査の有効性を否定できるのか?には疑念)、何よりもその個別の議論も前に、支持率急回復の結果を受けてなお「回復した?そんな世論調査は、やはり信用できないのだ!」との論陣を張ってくれれば、それが個別の事実関係より、態度、スタンスとしての信頼性を増すと思うのだが。
もちろん世論調査を基に鳩山内閣を批判していた側は、菅首相の支持率回復を受け入れた上で議論するのは当然だが。
一般的な世論調査の問題は以前紹介した谷内一郎の「社会調査のウソ」を基本書として紹介したが、より集中的に世論調査内閣支持率や首相支持率の関係を論じた本として

世論調査と政治――数字はどこまで信用できるのか (講談社+α新書)

世論調査と政治――数字はどこまで信用できるのか (講談社+α新書)

「次の首相」はこうして決まる (講談社現代新書)

「次の首相」はこうして決まる (講談社現代新書)

を推薦したい。どっちも分かりやすい良著ですよ。