彼がHERO'Sで劇的勝利を収めた後は俺も大興奮して「全雑誌が、所英男を表紙にしなきゃ嘘だ」みたいなことを書いたけれども
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050707#p1
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050708#p1
まあ売り上げに直結する(らしいよ)表紙では、既に茶の間の人気者になった山本"KID"徳郁を持ってくる格闘技通信的な発想がおりこうさんなんだろうね。
しかし、そこでチャレンジするのが高島学・和良コウイチらのゴン格だ。所の笑顔の写真は、たいへんいい(ネット上に見本ないかな?)。先月のホジャー・グレイシーは、さすがに美濃輪育久のキャッチコピーのように
「無謀だ。」
と思ったけどな(笑)。
この前の所英男に関するエントリーで、「昔は投げたTシャツを誰も拾わなかったことがある」と書いた。これは格通だったかな? そのTシャツを所は記念にまだ自分で持っているのだそうな。今なら引っ張り合ってビリビリかもしれん。ファンというのは正直で、節操無く、残酷なものだが、ある意味そうでなければならない。
あと、レミギウス・モリカビュチスも自分のインタビューで「僕の試合より、所の勝利について語りたい」と言い出してやんの。3回以上も互いにド突きき合い、絞め合った仲なのにな。(それも互いにハンパじゃなく)
このインタビューによると彼は「小さい頃から本当に苦しい人生」「人生を書いたら一冊の探偵小説になる」(マネージャー・ドナタス談)そうだから、温かい人柄の所に癒されているのかも。
あ、ちなみに練習仲間も、ブレイクした所選手のイメージ戦略を練り上げようと一生懸命で、彼のキャッチフレーズをみんなで考えてくれたそうです。
「KIDの神の子に対抗して貧乏神の子っていうのはどう?」
・・・仲間の友情とは大変ありがたいものですね(棒読み)。
ホリオン先生、吼える
また、この雑誌では「ああ言えばホリオン」「異論、ホリオン、オブジェクション」と異名を取る(取ってねえよ)ホリオン・グレイシーがひさびさに吼えてます。現在の柔術界がいかにポイント重視で堕落し、自分たちの新ルールが優れているかを力説。
しかし、インタビュアー堀内勇氏は、長年柔術界のディティールを知っているので、「でも2003年10月に・・・」とか、すぐにホリオンの言と矛盾する話をぶつけられる。それにホリオンが切り返して・・・とたいへんおもろい。
ただ、「グレイシーアキレス」の謎を執拗にホリオンに聞くのは、本人が日本人には珍しくそのグレイシーアキレスを直接食らったからで、いささか公私混同のきらいも見受けられる(笑)
しかし、ゴング格闘技全体が公私混同の産物のようなものなので関係ないか(爆笑)。
(「グレイシーアキレス」については、googleなどで検索のこと。一番詳しく書いてあるエントリーを知らないわけではないのだが、敢えて秘密)
柔術関連では、この柔術家の記事も出ている。
http://blog.livedoor.jp/usiwotaose/archives/28800569.html
こんなに記事出して、第3号も出るという「ゴン格grapple」のほうのネタは無くならないのかな?