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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

グリフォン・ファイルから−−ジョシュ・バーネット秘話

本来のグリフォン・ファイルとは、コピーした紙資料のことを指すのだが、なにしろスキャナーがあまり信頼性がなく、これをネットにアップするのはけっこう骨なのだ。
今回は、ウオッチしつつPC内に保存していたHTMLを紹介する。
(いったん保存したので、ネットの中でもう消えているのかリンクで見られるのかは分からない。
まだ存在していたらご容赦を。)


今回そこから選んでみるのはジョシュ・バーネットの話。
PRIDE出撃がまだ確定していないバーネットだが、
盛り上げるために少しずつ情報を再現・公開するというのが趣旨。


これは、新日本の公式HPにあった資料。
アルティメット・クラッシュ!が始まる直前で、まだジョシュの知名度はさほど上がっていなかったころだ。しかしバーネットが、単なる浅薄な日本趣味、日本オタクでなく深いリスペクトを持っていることが浸透しはじめていった。そのきっかけにもなった興味深い裏話。

川名輝雄新日本プロレス渉外興行次長

 渉外担当の川名です。今回は私がバーネットVSアンブリッツ実現の経緯と、その裏話をお伝えしましょう。 まずは“蒼い目のケンシロウ”ことジョシュ。彼はファンのみなさんもご存知の通り無敗のUFCチャンピオン。UWFが大好きな彼はその源流である新日本で最強ガイジンを目指しており、その誇りは相当なものです。今回のドームに先駆けて今年2月、一生懸命にストロングスタイルプロレスの習得に余念がないジョシュを食事に誘って話を聞いてみました。

「今度、新日本でバーリトゥードの試合を開催するとしたら、色々とアドバイスしてくれないか?」「凄いね。当然、何でもサポートするよ。問題ない!」

 彼は“ストロングスタイル”とはすべてを飲み込んでいるもの、という認識があるため何も違和感なく、どんどん話が弾みます。「出場する新日本の選手はもう決まったの? 何試合組めるの? 僕にはアドバイスだけを望むの?」とジョシュ。私は正直に言いました。「ジョシュ、本当は試合に出て欲しいけどUFC王者に見合うような高額なファイトマネーは無理なんだ」。するとジョシュは言いました。「新日本の提示するギャラで充分。お金よりも新日本の強さを見せるのが大事だと思う。僕はプロレスの世界ではキャリアが浅いグリーンボーイだけど、れっきとした新日本の頂点を目指すプロレスラーだよ。だから僕に新日本のフラッグを振らせてくれないか?」――。 なんという素敵なフレーズなのでしょう。驚くと同時に、感動しました。そして彼こそが5.2東京ドーム参加決定第1号選手となったわけです・・・・・