交渉が進むのは結構だが、北朝鮮に関し、「拉致問題」「核問題」だけがクローズアップされるのは違うといつも思っている。2002年から急に北を批判するようになった世論は、そこに集中するだろうが・・・
仮に、北が拉致家族をすべて帰し、核を全面廃棄したら?それで友好国になりえるか?違うだろう。本質は、国が丸ごと収容所とかした、全体主義体制そのものにある。
世界に非民主主義の国は多く、そのすべてと敵対する必要はもとより無い。北朝鮮と朝鮮労働党は、それだけではない、いわゆるトータリタリアニズムによって支配された社会だから、敵とせねばならないのだ。
ある、勇者を紹介したい。
かの国の本質は、この文章にあると思う。この、危険を冒し闘う人々に敬意を。
http://www.bekkoame.ne.jp/ro/renk/INSIDE2.htm
安哲(アン・チョル)アピール/全文
南朝鮮人民の皆さん、海外同胞の皆さん、世界各国の良心のある皆さん!
私は朝鮮民主主義人民共和国のアン・チョルです。
朝鮮で、一日に数千人が死んでいくようになって、既に三年という月日がたちました。
私の家族もその過程で飢え死にせざるを得ませんでした。
私はその中で暮らして、北朝鮮社会が金日成、金正日による独裁で、封建主義であることを知りました。
特に金正日が政権を維持しようとするために、日が経つにつれ、飢死、凍え死に、病で死んでいく人が増えています。
北朝鮮でこんなことが起こっているのは、金正日が自分の政権を維持しようとするために人々を飢死させているといっても間違いではありません。
私は、金正日政権が倒れる日こそが北朝鮮人民の解放の日だと確信しています。
ゆえに私は立ち上がることを決意しました。
私は、北朝鮮人民の解放と、民族統一のために最後まで闘います。
私が北朝鮮の悲惨な実情を世界に伝えるために、この映像を撮ってきました。
最後に、南朝鮮人民、海外同胞、世界各国の良心ある人々が、金正日独裁政権に反対し起ち上がった私たちと手を結んで共に闘ってくれることをお願いいたします。(訳・レンク)