http://d.hatena.ne.jp/gaikichi/■ 遠近法の狂った?思想マンダラ
と、いうわけで、浅羽通明新刊、ちくま新書「名著でたどる日本思想入門」シリーズ第一弾『アナーキズム』(ISBN:4480061746)(以下『ア』)&『ナショナリズム』(ISBN:4480061738)(以下『ナ』)とりあえず読了。
なんと まあ!
そんな告知は全然なかったなあ。流行神(浅羽氏の個人ニューズレター。いまどきメルマガじゃなくて、ワープロ印刷、手紙配送なんだぜ)も届いてないし。
ひょっとして契約更新期間を知らないうちに過ぎたのかもしれん。
書評をアナキズムとかナショナリズムとかテーマ、年代ごとにまとめ思想史をたどっていく(シリーズ)にする、この企画自体は、彼はずっと暖めてたそうだ。
もう本に書いてあるのかもしれないが、ひとつ前フリを。
小生がとある場所で(別に個人的に親しいとかじゃなく、彼は半分公開授業みたいなイベントを沢山やっているんので)彼の話を聞いたとき、
まあ今の進歩的文化人の現状なんぞを私なんかが遡上にあげて聞いたら、彼は
「思想はその源流、幹をたどって功罪を問わないと。
その中で、『幹』と呼んでいいのは、小田実だろうね。
特に彼の初期作品、『何でもみてやろう』などは今でも多くの若者が手に取るべき。戦後思想史体系を俺なりに出すなら、小田に章を大きく割くだろう」
というてましたよ。とにかく買わないと。ほんとに新刊は久しぶりだな。「携帯電話的人間とは何か」以来かな?