INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

全日本柔道、現地観戦者がブログで。総合転向が噂の泉は、優勝者に破れたが…?

http://dorastruggle.blog82.fc2.com/blog-entry-839.html

柔道ファンが注目した1回戦での泉×穴井。
泉が送り足払いで有効を先にとる。

その後の泉の消極的姿勢への指導はわかる。

だけどその後の指導はなに?そのあとの掛け逃げ警告はなに?

いやぁこれは穴井勝たいだけでしょ。
総合転向を示唆した選手には勝たせないってか?

この試合、実際には見てません(TVでやったのかな?最初の20分は見られなかった。1回戦じゃあ放送無いか)が、興味深い観戦記だったので転載。
もちろん評価対象が最高峰の舞台とはいえ、書き手を「柔道を知らないシロウトの印象論」とすることはできません。技術や判定の基準についても間違いなく一般人以上に詳しい人の文章です。穴井隆将vs泉浩の真実は。

参考になるかならぬか…”無名”人の落首

http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/budou/1234428950/

137 :名無しさん@一本勝ち:2009/04/29(水) 11:41:31 id:LXhzlNbaO
一回戦
泉●(警告)○穴井

ちょっと納得いかないな


138 :名無しさん@一本勝ち:2009/04/29(水) 11:48:07 id:W5IlEbEJ0
泉君は柔道界とは違う道を歩く可能性が示唆されている。
他方穴井君は現柔道界において希少なスター選手。
可哀そうだが泉君には結果を受け入れてほしい。

青木真也vsヒョードル、ネットでライブを見られる?

今やっているこれが進めば、見られるのかな・・・・・?

http://www.m-1global.com/en/live

紹介したことで混雑して、みんなが見られなくなったりしてね(笑)

このエキシビションの煽り画像(声・立木文彦、制作・たぶん佐藤大輔
http://d.hatena.ne.jp/Gogoplata/20090428

天下のUFCの日本語サイト(準備版)なのに、日本語がなんか微妙&選手画像で分かる格付け

http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20090426
にて、UFC日本語サイトの試験運営?が始まったことを知ったのですが・・・、そこのコメント欄にも書いたんだけど。

日本版サイト
http://www.ufc.com/index.cfm?fa=misc.JP

「尊敬を勝ち取る」
「フルサイト」
「速報がほしい!」
「サブミット」
といった、あまりにも微妙な言い回しの違和感が。私の英語ブログじゃあるまいし(笑)、UFCぐらいの大企業なら、完璧な日本語で運営されると思ってたのですが・・・


なんつうかな、私の英語ブログなんかは正確にはそれ以前なんだが(笑)、要は日本語でも英語でも、外国語は文法や辞書的には問題なくても「その言い回しは普通使わないよ」という”ニュアンス”を克服するのはたいそう難しいんですよね。

逆に、こういう言い回しをうまく使って「外国人の日本語」をパロディにするのも楽しくて、それが「タモリの外国人宣教師」芸だったりするわけですね(笑)。
ランバー・ソムデート戦闘竜エンセン井上のブログなんかもそういう点で楽しいです。
もちろんみな、わたしの英語よりはるかに日本語はうまい。

http://ameblo.jp/sentoryu/
「今日はとっても疲れたから今夜はカップ・ラーメン食べました〜!(´Д`;)」

http://blog.goo.ne.jp/enson-inoue/
「雨降りながら全てな植物は大事な水を飲んで元気になったる。それでもう少し考えたら私思ったのはどうやってこうゆう素晴らしい事が他の人にイヤな事。皆さんシンプルなものを忘れないで! 」

http://blogs.dion.ne.jp/m16feet/
「今日M16ジムのおんなクラス みんなはこないですわ 寂しいですわエンエン でも おとこはいっぱい練習にきました 一人はいっしょうけんめいです でもセクシーあります」

ああそうだ、こっちの話だったのに忘れてた。

UFCの準備ページで注目なのは、選手画像の並び(笑)。ZUFFAの格付けがシビアと言うか、やっぱ微妙にずれてるというか(笑)

http://www.ufc.com/index.cfm?fa=misc.JP

本日、全日本柔道選手権。注目は…解説・篠原信一!!(笑)

2009/04/29 16:00〜17:30 の放送内容 NHK総合

全日本柔道選手権


柔道日本一を決める全日本柔道選手権。世界選手権の100キロ超級代表の最終選考も兼ねる。本命不在と言われる今年の大会。熱戦の模様を生中継でお伝えする。
体重無差別で日本一を争うこの大会。今年は例年になく混戦が予想される。注目は2年ぶり4回目の優勝を狙う鈴木桂治。1回戦で敗れた北京五輪以来となる公式戦の舞台に上がる。また11回目の出場で悲願の初優勝を目指す棟田康幸。世界選手権100キロ級代表の穴井隆将。19歳のホープ上川大樹らにも注目。また北京五輪66キロ級の金メダリスト内柴正人も出場。無差別で争う大会ならではの熱戦に期待したい。
出演 【解説】篠原信一,【アナウンサー】道谷眞平,【リポート】豊原謙二郎

わたしもよく知らんが(笑)、「僕なら、年がら年中顔上げてますけどねっ!!」という、「にてんのか!」の物まねを覚えている人も多いでしょう。痛烈なダメだし(この「ダメ出し」という言葉も定着したねえ)が面白いらしいので注目です。

サムライTV未加入者へ。これが菊野克紀の「サンチンの構え」だ!!(DEEP、vs松本晃市郎)


http://anison.kenichimaehashi.com/search.cgi?keyword=%A5%ED%A5%A4%A5%E4%A5%EB%A5%CA%A5%A4%A5%C4&in=artist&page=0

男が命かけた拳 一撃必殺 うなってとぶが
空手の道は 人の道 貫く愛と ド根性
己れと敵とに 虹かけて 虹呼ぶ拳が 空手道

死闘のあと。所英男とDJ.taikiが仲良く練習

http://love.ap.teacup.com/dabun/611.html
試合前から一緒に練習はしていたとはいえ、こういうのを見ると「なんだ、Dj.taikiもいろいろ言われてたけどそんなにアクが強いわけじゃなく、普通に社会性も社交性もあるじゃん」とほっとする。その一方で「所のほうがけっこう、どろどろしたアレを抱えているんじゃ」という解釈もそりゃ成り立つのだが(笑)
なんにせよ、エイブル・カラム戦前にtaikiを相手に必殺カニバサミに磨きをかけてほしいものです。

「昭和天皇とアルセーヌ・ルパン。−1921年6月21日、パリ地下鉄にて−」

そのスリは、冷たい目で、ひとりの若者を見ていた。
パリの地下鉄の、中であった。
見つめる対象は、東洋人の若者だった。
金はあるのだろう。着ている服は、派手ではないが、間違いなく上質の生地を使っている。
常に留学生や亡命者が多い、この街だ。
東洋人が、洋服を着て、この花の都パリを闊歩しているのも珍しくない。
それに嫌悪感をもち、嫌がらせの犯罪をするものも多いが、このスリにはそんな感情は無い。
ただ、闇のプロフェッショナルとして、この若者…一人従者がいるが、それを含め−−が、警戒心のない、仕事のやりやすそうな人間だから目をつけた。ただそれだけだ。
目は好奇心に満ち溢れていて、車中をくまなく記憶したいというように周辺を見回しているが、だれかが自分を狙っている、利益を求めて盗みを働く。そういうことを想像し、警戒する、そういう注意をまったく行っていないことを、そのスリは気づいていた。


そろそろ、仕事にかかるか−−。
少し前から微妙に位置をずらした彼は、停車した駅に降りるためにドアへ向かった。
そして、計算どおりにその方角にいた東洋人の若者に、やや乱暴に肩をぶつける。おつきの従者は警戒ではなく、無礼をとがめるように声を上げようとしたが、若者が目で制したらしい。こりゃありがたい話だ。


完璧だ。
自らの”仕事”を終え、あと一歩で地下鉄の車両を降りようとしたその瞬間までは、その評価は正しかっただろう。
腕を、初老の男に掴まれるまでは。


「な、なんだよ、おまえは!」
「それを、彼にお返しなさい。」
「てやんでえ!」
スリの技術には誇りもあるが、腕っ節だよりの荒仕事だって嫌いなわけではない。
一発ぶんなぐって、猛ダッシュで逃げてやる。
その刹那!
狭い地下鉄で、男の天地が逆転した。

「少々すまんね。金持ちから、すぐれた技術で芸術的に盗む。それ自体の価値は私も否定はしたくない。たしかに君の技術はマエストロ級だった。だけど、そのレベルにあるなら分かるだろう。あまりにも彼は警戒心がなかった。異国からの客人の、そんな態度に付け込んで盗むというのは、少々紳士としては避けるべきことではないかな」

「だっ、だれが紳士だよ!俺はスリだぜ、紳士的にふるまう泥棒なんてきいたことねえや!」
「それが不可能とは思わないのだがね…」


この騒ぎに気づいた、くだんの東洋人の若者がその場に近づく。
「どうしました?わたくしに関係しているようですが…」
たどたどしいが、はっきり聞き取れるフランス語だった。

「これを、貴方が落とされたようでしてね」
初老の男は、スリの胸ポケットから、巾着袋のようなものを取り出した。
「そっ、そいつはス…」従者の言葉を、若者は「竹下…」の一言でのみこませた。
「これはメルシー、貴方も、そのお方も」
スリの犯罪は、不問に付す。その了解は、だれもが自然とわかった。スリはあまりの事情の急転と、おもわぬ赦免にぽかんとするばかりだった。
袋を完璧な状態で返せるかどうか確認した初老の紳士は、その紋章に、小さな声で驚いた。
「ほう、キク」。
だが、それ以上の詮索はなく、黙って袋を若者に渡した。
好奇心を発揮し、詮索したのは若者のほうだった。
「さきほどの技は、柔道?」
「そうです、お国のブジツですよ。ジゴロー先生直伝が、当方のいささかの自慢です」
「そうですか、わたしは一流の選手の試合を小さいころから見ていますが、あなたのあれも引けをとりません」
「そちらも、相当やるようですな」
「いいえ、私は相撲と、スクネ流というものを少々かじっただけです。それに技はともかく、こういう場で争いに使う度胸や勘がなくてね」
「それは、いいことですよ」


その場で、二人はさらに二言三言、言葉を交わし、同じ駅で降り、左右に分かれて去っていった。
ここで逆に、その初老の男は「逆スリ」を働いた、のだという。自分の身分…というか「正体」を明かす、名刺というか、カードというか、そういうものを若者のポケットに滑り込ませたのだ。これについては、宮内庁にまだ残されている、という話をかなりの確度で信じることができるが、もちろん公式にはそういう発表は無い。


なお、若者のほうは、「切符は降りた駅で渡す」ことを知らず、改札口でひと悶着あったのだが、それは別の話。


時は流れ・・・・2006年。
かつての侍従が残した「富田メモ」をめぐる調査を行っていた御厨貴秦郁彦保阪正康らは、一枚のメモを前に首を捻った。
「御製ですかね?」
「いや、こういう歌は記録に無い。即興で歌ったものを、富田さんが書き残したのでしょうか?」
「1982年、ミッテラン大統領がフランスの国家元首として初めて来日した際のもの、と書いてありますな」



ふらんすの 地下鉄車両で 出会いけり かの国の生みし ルパン氏を思ふ」
「ルパン氏に 倣って1枚 盗みけり 我が宝たる パリの切符を」

【補足】
■パリの地下鉄の話
http://www.all-tama.co.jp/akitama/museum/tachikawa_showa_emperor_sp.html

右:パリ地下鉄切符
パリの地下鉄に乗られた時の記念として保管されていた切符。 パレ・ロワイヤル駅→ジョールジュ・サンク駅の4区間ご乗車された。裏には「1921.6.21」と昭和天皇の直筆の日付が。
宮内庁所蔵(展示期間:10/26まで)

※現在も展示中で、実物が見られる


http://www.ohba.ne.jp/history/01.html

パリでは竹下中将とたった二人で切符を買って地下鉄に乗り、切符を固く握りしめたまま改札口を通り抜けようとして駅員に怒鳴られたエピソードも知られている。

ロンドン説も?

ウィキペディアではロンドンで地下鉄に乗った、とある。パリとロンドン両方で乗ったのか、ウィキペの誤記か。フランスのほうは物証があるので動かしがたいが。

年齢

昭和天皇は1901年のこの日の生まれで、計算しやすい。20歳。
ルパンは1874年誕生。初老と書いたのは失礼だったかしら。40代後半。


2019年補足

昭和天皇が皇太子時代、お忍びでパリの地下鉄に乗った」話が漫画化される。
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昭和天皇物語」より 初の外遊でパリの地下鉄に乗る
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昭和天皇物語」より 初の外遊でパリの地下鉄に乗る
ビッグコミックオリジナル2019年3月5日号掲載「昭和天皇物語」より