2008年3月号 / 2月1日発売 / 特価680円(本体648円)
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特集●選挙イヤーは波乱の幕開け
「政権交代」の世界地図
ブッシュ政権残り一年の日米関係自衛隊イラク派遣の「貯金」はすぐに底をつく
政権交代が近づくとき、アメリカが示す外交戦略のゆれには、一定のパターンが潜んでいるやはり小沢一郎に国の守りは任せられない
小沢に一度やらせてみるべきなのか。過去の発言を徹底的に検証し、いま結論を下そう福田・小沢の「叩頭合戦」が中国を利する
首脳同士のキャッチボールと四百五十名の訪問団。日中「友好」の迷妄は、いまだ醒めず李明博政権で「反日韓国」は生まれ変わるか
口ぐせは「死ぬまで仕事をせよ!」。韓国随一のジャーナリストが新大統領の人物像を活写する趙 甲済(ジャーナリスト)
洪【ヒョン】=訳オバマ陣営は意外な「知日派」
民主党候補選びは稀に見る激戦に。その根底にある潮流は、日本とも決して無縁ではない藤田正美(ジャーナリスト)
プーチン院政期の《対米戦略》が見えてきた
闇将軍プーチンの真の狙いは何処に? イラン核開発をめぐる「米・露連携」の動きから目を離すな畔蒜泰助(東京財団研究員)
福田流「協調政治」と戦後保守の終焉
小泉構造改革の「毒」に全身を蝕まれて、いま自民党は〈断末魔の叫び〉をあげている遠藤浩一(評論家・拓殖大学日本文化研究所教授)
佐世保散弾銃乱射事件の深層
安全神話社会のお寒い銃管理
銃の存在を真面目に論じてこなかった報い。戦後社会のいびつな風潮が、いま問い直されているのだ女たちの仁義なき闘い
守屋・美鳩会 vs.外務官僚夫人会
防衛省の「女帝」を異様な“おねだり”に走らせたのは、外交官夫人への抜きがたい劣等感だった感動秘話
日本・台湾=「水」の絆の物語
水利技師・鳥居信平の知られざる業績水は農民の命。いまも土地を潤す地下ダムの設計者に、台湾の人々はけっして感謝の心を忘れない
平野久美子(ジャーナリスト)
[集中連載]
ハイカラ総裁・前川春雄伝日本銀行が失ったもの1浪川 攻(東洋経済新報社記者)
[集中連載]
小津安二郎先生とわたし3
美人女優の才能を次々と引き出した小津演出大宮の墓園に秘蔵されていた謎めいた俳画。描かれた「蛙」は山下自身の姿なのか。それとも……
■荒川洋治言葉と世界92 ■荒木和博月報「北朝鮮問題」32 ■大山行男窯変富嶽三十六景2 ■長部日出雄作家が読む『古事記』10 ■佐々木俊尚ネット論壇時評8 ■佐々淳行インテリジェンス・アイ69 ■佐藤 優保守再建5 ■杉原志啓音楽は国の響き8 ■高島俊男退屈老人日記3 ■竹内 洋革新幻想の戦後史4 ■出久根達郎言の葉のしずく151 ■中野 翠この世は落語9 ■西木正明誇り高きろくでなしの時代9 ■樋口 進文藝春秋写真館23 ■古田博司乱蝉亭漫筆5 ■保阪正康ナショナリズムの昭和31 ■紳士と淑女 SHOKUN BOOKPLAZA
新刊書評八木秀次東谷暁三浦小太郎 本の広場
今月の
2008年3月号
定価:780円(税込)
2008年02月01日発売
在庫なし
ポスト・ロストジェネレーション!
特集 変貌する象徴天皇制
在位20年目を迎えて
21世紀の象徴天皇制と宮中祭祀●原 武史 明治学院大学教授
皇室制度──その意義とこれから
皇室は時代状況と国民意識の変化にそった変貌を
英国にみる王室存続の正統性
●荒井利明 滋賀県立大学教授
対談
森 暢平 成城大学専任講師
「天皇制がネットの出現や消費社会の台頭で大きく変動しつつある」
東 浩紀 東京工業大学特任教授
「戦後処理」「社会福祉」「皇后の活躍」が平成の象徴
──いまだ見えぬ皇太子夫妻の「象徴」
私は「象徴天皇制」にぼんやりと参加している下っ端
●北原みのり エッセイスト、ラブピースクラブ代表
象徴天皇制の持つフィクション性
──日本社会における天皇の役割を考え直す時期
●後藤致人 愛知学院大学准教授
外交は世論に従うべきか
民主主義の成熟と対外政策
「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」前代表
横田滋さんが語る
「国家」「権力」「世論」家族会代表10年を振り返って
●聞き手=編集部
短期集中連載
無菌室ふたりぽっち
白血病と闘ったカメラマンと記者 1
●今田 俊 週刊朝日記者
特集 死刑
存置派の欺瞞、廃止派の怠慢
「死刑」を直視し、国民的欺瞞を克服せよ忘れられた〈法の支配〉と民主的立法責任
手を汚すことなく「存置」「廃止」を叫んでいるあなたへ
元刑務官からの報告
●坂本敏夫 作家、元刑務官
死刑という「情緒」の前に
データでみる日本社会の実情
フランスにおける死刑論争の変遷
●森 千香子 南山大学講師
インタビュー
判決と執行の「間」を考えてはどうか
犯罪季評 ホラーハウス社会を読む
8 変容する権力と死刑の関係
第7回大佛次郎論壇賞受賞記念論文
「歴史認識」とは、枠組みの内と外にいる
別の他者の声にも耳を澄ますこと●朴 裕河 世宗大学副教授
ルポ
バラマキたくてもバラマケない
身動き取れない自民党
●編集部
経済の礎はインフラにあり
国家戦略としての通信産業改革を
●孫 正義 ソフトバンク社長
特集 ポスト・ロストジェネレーション!
「ロスト」が抱く「ポスト」への羨望若年世代の意識分断
当事者座談会
ポスト世代ですが、何か?
誰に、希望をつなぐのか
世界は間違っている。それでも、明日のことを考えましょう。
“与党”はつらいよ日記
映画評新連載
築地マロン座
人生、酸いも甘いも 1
●中村千晶 映画ライター
アメリカは「恐怖の文化」を超克できるか
──福音派の隆盛が物語るもの
●渡辺 靖 慶応義塾大学教授
FOREIGN AFFAIRS
中国民主化の可能性を検証する●ジョン・L・ソーントン
政府系ファンドとグローバル金融市場
●ロバート・M・キミット
テロとの戦いの優先順位とは
●マイケル・D・ハッカビー
CFRインタビュー
パキスタンの憂鬱な将来
●リチャード・N・ハース
キーパーソンが語る◎証言90年代
第30回 岡本行夫(5)
「普天間飛行場の移転受け入れを決断した名護市の比嘉市長と、どこまでも運命を共にしようと決意した」
聞き手/五百旗頭真(防衛大学校長)、伊藤元重(東京大学教授)、薬師寺克行(本誌編集長)
吉坊が聞く芸の世界
[第3回ゲスト]市川團十郎 歌舞伎俳優
「歌舞伎界を一本の木にたとえると、日なたにも日陰にも枝を伸ばさなくては」
シリーズ
中国UPDATE 11 尊子
漫画家
妖花 女優 竹久千恵子
第10回 松竹と東宝の板挟みに
●香取俊介 脚本家、ノンフィクション作家
読書空間
『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策』I・II ジョン・J・ミアシャイマー、スティーヴン・M・ウォルト
評=五十嵐武士
『殉国と反逆』福間良明
評=中村秀之
『異郷の死』西 成彦、崎山政毅編
評=吉田文憲
『新聞記者 疋田桂一郎とその仕事』 柴田鉄治、外岡秀俊編
評=桂 敬一
『晩年のスタイル』 エドワード・W・サイード
評=関 曠野
『土星の環』 W・G・ゼーバルト
評=いしいしんじ
『老いてゆくアジア』 大泉啓一郎
評=鈴木佑司
『わたしのリハビリ闘争』多田富雄
評=市野川容孝
『いるべき場所』 ECD
評=陣野俊史
『ニュース・ジャンキー』 ジェイソン・レオポルド
評=野中章弘
『マダム貞奴』 レズリー・ダウナー
評=関口すみ子
『若松孝二 反権力の肖像』 四方田犬彦、平沢 剛編
評=高祖岩三郎
この人を見よ!(23)
小尾俊人さん
みすず書房創業者
新・文庫主義(10) 加藤陽子
『渡辺一夫』
本から時代を読む(23)
「農」と「農業」●大江正章
本の虫日記(24)
内田 樹
神戸女学院大学教授
出版魂(24)自然食通信社
巻頭コラム 潮流08
吉田 徹(北海道大学准教授)
政党ありて党議なく、党議ありて党論なく
飯田泰之(駒澤大学准教授)
経済停滞はなぜ過小評価されるのか
林 香里(東京大学准教授)
NHK問題はもうたくさん!
好評連載中
価格往来
(23) 2940円 文=小田嶋 隆
「幸運を引きよせるスピリチュアルブック(水晶付き)」代金として
現代用語クロニクル
(12)「平等」喪失の時代
文=長沖竜二
SEA風土記
(12)大豆育ちのマダイ
文=延東 真
万物環流
(27)皇居前広場
文=小野寺 浩
勝見洋一が食べる
(27)鍋焼きうどん
グラビア
凶区/エロチカ 写真・森山大道
文=赤坂英人
最新!J科学
(36)光コンピューター
写真・文=藤吉隆雄
本棚拝見(65)
こぐれひでこ(イラストレーター、エッセイスト)
温泉の街
最終回 嬉野
写真・文=染谷 學
GALLERY RONZA
絵=茂利勝彦
懸賞パズル 時代を解く
バックナンバー
読者の広場
編集手帳
今月の「創」
特集【広告界の徹底研究】
◎クリエイターが語る「広告という仕事」
〝移動の多い一年だった。〟 黒須美彦(シンガタ)
〝言葉って強いなあ。〟 中島信也(東北新社)
〝犬のお父さんを考えた理由〟澤本嘉光(電通)
〝「時代の真ん中」を体現した8人〟麻生哲朗(TUGBOAT)
〝宇宙人が見た人間と地球〟福里真一(ワンスカイ)
〝普段はできないCMを〟権八成裕(シンガタ)
〝ブランドをつくる仕事〟山本コージ(資生堂)◎<クリエイター座談会>
〝クリエイターとして今何を発信するのか〟
箭内道彦(風とロック)×澤本嘉光×権八成裕◎<座談会>
〝環境激変の中で広告会社を襲った危機〟
正木鞆彦(メディア評論家)×植田正也(早稲田大学ビジネススクール講師)×伊藤洋子(東海大学教授)◎<現役広告マン匿名座談会>
広告界で進む過重労働と非正規雇用◎激変!広告会社の最新事情
〝電通が目指すデジタル化とグローバル化〟
〝博報堂、大広、読売広告社「赤坂集結」の意味〟
〝「Future Agency」目指すADKの挑戦〟
〝東急エージェンシー「TMS提案」の狙い〟
◆風景のない街からケータイ小説が生まれた 藤原新也(写真家/作家)
◆自費出版最王手・新風舎がついに倒産に至った?末
◆「デスノート」めぐる二つの盗作騒動
◆バッキー栗山会長についに実刑判決が!
◆三田佳子二男覚せい剤事件 法廷での応酬
◆梁山泊グループトップが語る捜査の内幕<巻頭グラビア>
◆風刺天国(14) 〝疑似餌に引っかかるな!/ゴア「ストップ温暖化」〟 マッド・アマノ
◆東京street! 第6回〝風俗の街・池袋(2)「闇だまり」〟 篝一光
◆今月のカラクリ雑誌 〝夫の小遣い節約が奥様の関心事!?〟今柊二
◆『創』トークライブ爆烈!12月27日夜、阿佐ヶ谷ロフトAは超満員<連載コラム>
◆柳美里の「今日のできごと」〝『週刊現代』決起集会〟 柳美里
◆「こころの時代」解体新書〝スピリチュアルブームにメスは入るのか〟 香山リカ
◆極私的メディア論〝死刑制度を語る難しさ〟 森達也
◆ナショナリズムという病理〝働くことと祈ること〟 佐藤優
◆タレント文化人 筆刀両断!〝江原啓之〟 佐高信
◆言論の覚悟〝犬の特別攻撃隊〟 鈴木邦男
◆「非国民」のすすめ〝電磁波被害と基地局撤去〟 斎藤貴男
◆ドキュメント雨宮☆革命〝彼は言った「お前は革命家になるしかない」と。〟 雨宮処凛
◆逆視逆考(3)〝光市の事件現場にて〟 綿井健陽
◆オタク論!〝ババンババンバンバン♪ネットするなよ(続)〟 唐沢俊一×岡田斗司夫
◆大川総裁の月刊『壊』〝府知事選で蘇るか、町人魂!?〟 大川豊
◆バカ裁判傍聴記〝半年間1万円生活〟 阿曽山大噴火