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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 報道、記録、文化のために

「べらぼう」で再度「死の手袋」出たけど、史実の若き将軍後継者の急死は「落馬」だとの説がある(中村彰彦の本より)




これ、ドラマとしては実に面白い。文句のつけようがない。
厳重な毒見、警戒されたあの人には毒入りの飲食物を入れる隙は無い?ではどんな手段で?は古典ミステリーの定番だし、また「将軍の後継者を巡る暗闘、誰が誰の後ろ盾になるかの争いがこの時代はあった」という大筋の”真実”を、これによって補強する、実にいい話である。


だけれども…この前、この本を読んだ。

徳川将軍、異色の大名、江戸を騒がせた盗賊、新選組、そして戊辰戦争を潜り抜けた明治・大正期の軍人たち――。奇譚とエピソード満載。歴史を読み解く愉しみを堪能させる最新エッセイを収録。


ふつうだったらこの本の引用ページをパシャリと撮るか、あるいはひたすら手打ちして紹介し語る所だが…、今この本が手元で見つからないんだよ(なんどめだこのパターン)。

そして、ちょっと時間がないので、…ようやっと老害は、AI活用に手を染める。これは進歩か堕落か……


【問い】
徳川家基が若死にし、将軍になれなかった死因が落馬であるという話をオランダのチチングが書いたそうですが、詳しく紹介して。



<AI回答>

オランダ商館長であった**イサーク・ティツィング(Isaac Titsingh、チチング)**は、著書『日本誌(Bijzonderheden over Japan)』の中で、徳川家治の嫡男・家基の死因について、日本の公式発表とは異なる「落馬によるもの」という異説を紹介しています。


ティツィングスが記した詳細
公式な死因: 日本側の公式記録(幕府発表)では、家基は1779年(安永8年)2月21日に鷹狩りの帰途、体調不良を訴えて急病となり、数日後の24日に18歳(満16歳)で死去した、とされています。死因は、現代では脚気衝心(脚気による心不全)や、当時から噂された毒殺(田沼意次によるものなど)といった説があります。


ティツィングスの異説(落馬説):
ティツィングスは、1779年に長崎商館長として日本に滞在していました。
彼が『日本誌』に記したところによると、家基の真の死因は病死ではなく、鷹狩りの最中の落馬事故であったとされます。
しかし、将軍の世継ぎという高貴な人物の死が「落馬」という不慮の事故であっては体面が保てない、あるいは政治的な混乱を避けるため、幕府は公式には「病死」として発表した、とティツィングスは推測(あるいは当時の風聞を記録)しています。
この情報は、彼が長崎出島で得た情報や、オランダ通詞などを通じて得た巷の噂に基づいている可能性が高いと考えられます。


歴史的背景と意義
家基の死は、当時権勢を振るっていた老中・田沼意次の嫡男・意知への将軍職継承の道を開くもの(※ここは変、ハルシネーションか)と見なされたため、田沼家による毒殺説が当時から囁かれており、現在でも歴史ミステリーの一つとなっています。
ティツィングスの『日本誌』は、当時の日本の政治状況や社会の様子を知る上で貴重な外部資料であり、この落馬説も、家基の不自然な急死に対する当時の人々の疑念や、幕府の公式発表とは異なる裏事情が存在した可能性を示唆する逸話として知られています。



AI は不正確な情報を表示することがあるため、生成された回答を再確認するようにしてください。


おれは「チチング」と書くけどね…記憶と突き合わせると、だいたい一致してるから問題はなさそうだ。所要1分。AIとの付き合い方、今後はどうすべきか……



本題に戻って、これだと話はかなり論理的につながる。
若くて壮健だったのに突然死、も「鷹狩の最中」の理由も。

一方で、なにしろ将軍は日本の武の頂点にたつ軍事指導者。軍事技術の一環である馬の操作を誤って落馬で死んだらこれ以上の不名誉は無い。
市中で戯れ歌になって200年歌われかねない恥とも言えるのだ。

風雲児たち落馬

また落馬説が根強い源頼朝征夷大将軍の棟梁が落馬したら、その直系は三代で途絶えたというこの上ない不吉な前例もあり・・・・・・


それを公式発表はできなかった、も辻褄があう。
皆はばかって記録に残せなかったが、遠慮する必要がまったくなくなった、帰国後のオランダ商館長が、海外でそれを記録に残した、もおおいに分かる、さもありなんな話だ。


オランダ商館長はインテリだし、普通の人は行けない秘密の国の情報の需要はあるしで回想記を次々残しており、とても興味深い視点での観察記録も多い。
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