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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 報道、記録、文化のために

「電子機器全破壊社会」を描く漫画「ストランド」を流れで紹介したら反響あるので、現在の回を紹介。米軍、日本を見捨てる?

※この連ツイはまた別に面白いので、興味ある人はクリックして連続で読んでみてください。


これを受けて自分が連想し、書き込んだレスのポスト。


これが案外とリポストされたのは……ぶっちゃけ、「いま現在、少年サンデーで中堅ぐらいの人気で連載されている作品(単行本も2巻まで)は、それほどの知名度が世間にない」という面が大きいのだろうと思う、率直に言って(笑)
だから内容と基本設定だけで「へー、そんなのあるんだ」と興味を持ってもらえたんだろうな


この回はいつまで無料公開かはわかんないけど
www.sunday-webry.com


非常に幸運なのは、ここまでの回で
「中心となる高校生4人グループの、それぞれの紹介」
「岐阜から、地元でない東京に来ている際に、電子機器全滅!の現象が発生」
「そこから当座をしのぐあれこれを準備(ぶっちゃけホームセンターから略奪…というか借りるというか。人がいない大災害時、命に係わる物資を無人の店から手に入れるのはあり(許される行為)か?みたいなテーマも描かれる)」
「途中で起きている大事故での人助けもする」
みたいな話が済んだあと
「ただ帰宅(岐阜県)するのでなく、メンバーの弟がいる富山県まで迎えに行く」

ストランド

という目標ができての旅立ちの回なんだ。



最初に紹介したのはみんな大好き「文明崩壊後に生き残った旧文明のオーパーツ」的に動く、電子機器なしの古いバイクは走れる、という光景。

ストランド


そのほか…最初の大混乱の中から、徐々に「社会」は再起動する。じ、「自警団結成」??の張り紙は、いろいろ思う所もなくはないが……

ストランド

連載が始まった時に紹介したけど、その時はまだ不明だったいろいろが判明してきている。
m-dojo.hatenadiary.com


www.sunday-webry.com


その時も連想したけど、小松左京の短編「夜が明けたら」や長編「こちらニッポン…」を連想したり、
平成に連載されたこれもサンデー連載漫画「何もないけど空は青い」を思い出したりもするが、


よく考えたらこれもサンデーじゃん。
ド直球に「令和の『サバイバル』(さいとう・たかを)」ということでもあらあね。
時々電書セールがないでもない。


このテーマはなんだかんだと、青少年好きなんだよ。おそらくは夢想するんだよ。

その設定の中で「電子機器は全滅した。他の文明は大丈夫。」「ただ日本の置かれた状況は???」みたいなこの設定が、どれだけリアリティとファンタジーの間にあってうまく描けるか、世界観をコントロールできるか?は興味深い。


われわれが基地やら思いやり予算の犠牲の上で維持してきた「太平洋のお番犬様」こと世界最強米軍が、日本を見捨てている…かもしれないし、というところで次回へ続く。

ストランド


ところで最後に苦言を呈するが、一巻のAmazon紹介とかサンデーうぇぶりの内容紹介、かなり詩的で、俺的には嫌いじゃない…だが、この興味ぶかい「電子機器が全破壊された社会での、高校生のグループのサバイバルを描く」という基本設定、情報がまったく伝わらんぞ!!

“非”電撃的青春群像劇


特に仲が良いわけではない
高校の同級生4人。
楽しく過ごすかけがえのない時間。
と、
かすかな胸の痛みがある時間。
高校生達の日常、そして異常――

一握りの勇気の意味を問う
“非”電撃的青春群像劇、開幕。

あ、同じこと感じた人がいた