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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

【日曜民俗学】ウルトラマンの「シュワッチ」考~あの声を、こう”文字化”したのは誰?


(引用 河崎実 ウルトラマンはなぜシュワッチと叫ぶのか?【メディアワークス】)


飯島監督の証言にあるように誰が「シュワッチ」と呼び始めたかは謎だが、本書で河崎監督がウルトラマンの製作過程から関係者の証言を基にウルトラマンの発声について考察し、自ら放送での発声パターンを分類し、そして「シュワッチ」活字化の始まりを永井豪先生の「ウスラセブン」と特定していることは非常に興味深い。(後に訂正されたようである)

「シュワッチ」とあの声を文字化する起源は永井豪のパロディ漫画?説

※有力説ではあるが、確定はしていない、ようである


ja.wikipedia.org
特撮テレビ番組『ウルトラマン』の主人公(M78星雲から来た巨大な宇宙人=ウルトラマン)の声、掛け声(効果音)を担当した。しかしタイトルバックに中曽根の名前がクレジットされなかったこともあり、「シュワッチ!」という広く知られた掛け声に対し、中曽根の名はほとんど知られていない。

中曽根はウルトラマンの話し声(人間の言葉を話す際の声)も担当することになっていたが、それが決まった時にはアフレコ収録が進んでおり、第1話でウルトラマンの話し声を演じることはなかった(アフレコの現場にいた編集技師の近藤久が演じた)。しかし、その後はウルトラマンの声を一任されることになった。より良い響きが出るよう、ピアノやお風呂場の中に顔を突っ込んで発声するなどして、よく知られるウルトラマンの声を完成させていった。第33話ではメフィラス星人との会話シーンを担当、掛け声ではなく、ウルトラマンの話し声を演じることができた。

その後東映のアニメ作品などにも声優として出演していたが、俳優として芽が出ることはついになく、TBS劇団が解散した後はさまざまな仕事を転々とした後に家族とも離別、不遇の内に1993年に孤独死した[1]。


いわゆる「シュワッチ」に該当する声はまず前提として番組にはあったわけだが、それを「シュ・ワッ・チ」という活字に「最初に」落とし込むのは、誰かの判断と選択による(よく割る話ではある)。ただ、同じ言語の日本人がそう聞いて文字にするから、みなが綺麗に一致することもないけど、逆に誰一人同じ表記がない、ということもないだろう。そういう難しい前提の上での、一考察。


まったくの余談だが、「キン肉マン」は新作になっても、悪役超人がなぜか普通にはない掛け声というか奇声というか笑いというか、そういうのを発声し続ける。あれはあの奇声を考える方も大変だと思う。何しろ順列組み合わせでダブるかもしれないのに(笑)
「コ―ホー」「カーカカカ」の時代から…

コ―ホー ウォーズマン

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