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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「応援してます」に「(内心)でもちょっと邪魔だな」…。MMA漫画「レッドブルー」での、選手の心情描写がすごい


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ここで主人公・青葉はプロデビューするのだが、その入場がなんちゅうか、サイコー。いやサイコ。

レッドブルー ファンとか応援とか、ちょっと邪魔(笑)


こんな描写が格闘技漫画で、いやスポーツ漫画でされるのは、ひょっとして前代未聞…それはいいすぎか。でも、稀である筈だ。皆さんの応援が力になりました!!がフツーなんでな。
それともこれは「回心・改心」前のひねくれた根性なんだろうか。

そもそも前号でも、クラスぐるみでの応援とかすっげー嫌がってる。そもそも先生のリアクションも正直すぐる(笑)

レッドブルー 格闘技バレの先生の反応


このへんは、同じようにクラスの日陰者(というかもっと深刻ないじめ被害者だったんだが)がプロで試合をし始めた時、クラスぐるみで応援したり、加害者が深刻に反省する「はじめの一歩」のそれと比べるのも面白い。

はじめの一歩 いじめ(の反省)の描写


そもそも、この描写もたとえば本当のリアルの中の当事者から見れば、どれぐらいの真実性があるのか。
「あるある、応援とか(時には)わずらわしいんだよな。俺はただ試合をしたいだけ」なのか「いやいやいや、漫画だからツクってるよなー。応援されればうれしいし、力になるにきまってるじゃん」なのか。
このレベルでスポーツ競技をしたことがない人間には、しょせん分らん話なのかもしれない。

おおきく振りかぶって」では「いかに応援が力になるのか。そして最も選手に力を出させる応援の仕方とは」みたいなことをきちんと「応援のスキル」として監督が家族や応援団に説明する場面があったな。



そして、この前も書いたかもだが、そもそもこんな「陰」のキャラが主人公を張り、その主人公が究極の敵とするライバル=ヴィランが天性の太陽のような天真爛漫キャラである、という構図が、「レッドブルー」そして「鉄風」の2作品もMMAから出ている、ということをまた考えたい。

鉄風 充実している人間を許さない!