『少年アシベ』『ここだけのふたり』でおなじみの森下裕美の新境地! 大阪の下町を舞台に繰り広げられる哀歓あふれる短編が、やさしくそしてほんの少し辛味が入って編まれている人生劇場第1弾!
呉智英が、いい紹介文を書いていたんだよなあ……どこでだっけかな。
「マンガ狂につける薬 二天一流篇」…だったと思う
紙屋研究所…は、書いたは書いたが2006年の赤旗に、でやんの。その後単行本になってるかもしれんが、覚えてない。
漫棚通信。
mandanatsusin.cocolog-nifty.com
そして、こうやって書いたところ、昨年自分は購入済みで、あまつさえ紹介文を書いたことが判明した訳だが。
それをそのまま写してみよう。
森下裕美で一番知られているのは、ゴマちゃんのかわいさで知られる「少年アシベ」、新聞連載の「ウチの場合は」でしょうが、
藤子・F・不二雄をドラえもん、オバQのイメージだけで知っている人が、「SF短編集」を読むとあの人、こんな作品も描けるのか!と驚愕・感動するでしょ。
それとホントに同じパターンになるから。
ぜひぜひぜひぜひぜひ、ほんとにほんとにほんとにほんとに、この機会に買ってみて読んでみて。
この作品が文化庁・メディア芸術祭で優秀賞を送られた時の贈賞理由一度読んだら忘れられないと感じるほど個性的な作品である。このストーリーには、これ以外の描き方はないだろうと思わせる不思議なバランスのよさが感じられる。個々の登場者の融合が奇妙でもあり滑稽でもあり、ショートストーリーマンガの新しい描き方である。万人向けとは言いがたい画風かもしれないが、このストーリーにしてこのキャラクターありと納得させるし、説得力もある。等身大でも立派にマンガとして成立することを立証した作品であり、その意義は大きい。
何度かこのブログでも、twitterでも紹介しているが…
#読書に関する漫画名シーン 3-A
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2017年10月27日
森下裕美「大阪ハムレット」5巻
先ほど紹介したこの作品、数年のブランクを経て最近5巻が出たのだけど、この巻の最初の話がストレートに「識字、読書、教育」を描くもの!
今の日本ではやはり特殊な状況を想定しないと描きにくい話だけど(続く) pic.twitter.com/R01IJUIOiT#読書に関する漫画名シーン 3-B
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2017年10月27日
森下裕美「大阪ハムレット」5巻
(続き)それでも「字が読み書きできるのは素晴らしいんだ」という話は疑義のないテーマとして、感動を高らかにうたえる(一昔前はよく描かれた)
これも、半分ほど試読可能。https://t.co/VLIXnUtXlC pic.twitter.com/pm9O9GRxcv
うーん、昨年は全巻買って、平均でならすと1冊200円だったんだな。その時よりぐっとお安くなった………