“ケンカ最強”と恐れられたプロレスラーのケンドー・ナガサキこと桜田一男さんが12日、71歳で亡くなった。1980年代に、顔面ペイントに頭頂部をそり上げた落ち武者スタイルの悪役レスラーとして米国で活躍……亡くなる1週間前にカツラをつけてメイクして再変装。ザ・グレート・カブキ(71)、キラー・カーン(72)ら昭和のレジェンドたちと“奇跡の6ショット”を撮影していた。(酒井 隆之)
(略)
レジェンドレスラーたちが各自ブースを設け、サイン会、撮影会、グッズ販売を行った。共演イベントではなく個別の活動だったが、控室で夢のレジェンドショットが実現していた。主催者からの依頼でレスラーをコーディネートしたグッズ製造・販売のチームフルスイング・利根川亘代表(47)が、個々の空き時間を縫って6選手を控室に集めた。キラー・カーン(小沢正志)=居酒屋経営=、ザ・グレート・カブキ(米良明久)=同=、木村健悟(66)=品川区議=、ウルトラセブン(高杉正彦、64)、右足を切断し義足で退院したばかりの谷津嘉章(63)、そしてメイクして“落ち武者カツラ”をつけたケンドー・ナガサキが復活した(敬称略)。
このカツラは元美容師で利根川氏の友美夫人(44)が、大きいサイズのカツラの頭頂部をナガサキ仕様にカットして作った……イベント参加を迷っていたカーンは訃報を受けて「桜田に会えて、行ってよかった。桜田の分まで長生きしないといけないな」とつぶやいた。
少年時代の自分が夢想した、「アメリカで大暴れしてるオリエンタル・レスラーが軍団を作れば面白いのに」が実現した1枚。木村健吾も、メキシコでは韓国の大悪党パク・チューとして、あのエル・サントとも抗争を繰り広げたのだった。谷津嘉章も、トラ・ヤツの名前で…まぁ新日からの”バーター研修生”であり、アメリカでは彼の名前で客が呼べるようなファイターじゃなかったけど、それでもMSGのリングにあがったもんな。ウルトラセブンは知らぬ(笑)
とくにナガサキとカブキのそろい踏みは、みのもけんじ「プロレススターウォーズ」でないと見られないと思っていました。
自分は丁度プロレス・スターウォーズのオリエンタルコンビを昨夜読んでいました。 pic.twitter.com/0z3BZFCmtp
— ゴンザレス (@yasu0084yuki) January 12, 2020
ネット上には、これも海外長期遠征はないけど、海外にファンがすごくいるマナミ・トヨタも入った写真がUPされている。
レジェンドだらけで控室緊張する💦 https://t.co/AvF2jpdQ3y pic.twitter.com/U0GvJGylRR
— 豊田真奈美 (@marukomariya) January 5, 2020
しかし、興味深い話ではあるけれども、スポーツ新聞の記事になるってのはちょっと、「ん?めずらしいな なんでだろう」と思わせる部分もある。
実はこれ、属人的ってゆーか、報知新聞には、そういうのに『強い』名物記者さんがいたみたいですね。
グッジョブ。だからこそその人脈で、写真の提供も受けたらしい。
レジェンドレスラーを
— 利根川亘 ☆チームフルスイング☆ (@teamfullswing) January 18, 2020
日本で最もウォッチしている報知新聞・酒井記者による
ケンドー・ナガサキさんの記事です。
記事内の自分のコトは置いといて頂きまして、
今一度桜田さんを偲んで頂けたら嬉しいです。https://t.co/AKd9PUCTWp
キラーカーンと言えば、そもそもジャパンプロレス解散、長州の新日復帰を見て「プロレス界のなにもかもが嫌になり」世界の頂点、人気絶頂だったハルク・ホーガンとの大抗争をプランしていたWWF(当時)の慰留と報酬を振り切って引退したことで知られる。ビンスは「トラブルがあるなら何でも言ってみろ、おれがすべて解決する!!」とまで言ったとか。
その彼も、徐々にプロレスと和解してくれているようだ。
すべては、歴史の前にひれふす。