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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

abemaTVに、格闘技やプロレスの映像を売り込む人も当然いるのだが…ト、「トルコ相撲」まで?

こんなツイートのやり取りや、引用の流れ。

※このツイートをされた方は以下の通り。

yuji kitano@long_goodbye
AbemaTV 格闘&スポーツ シニアプロデューサー /「格闘代理戦争」「vs那須川天心」「横浜DeNA」「大相撲」 /元 新日本プロレス /French bulldog lover / kickboxing addict https://abema.tv/pickup/sport





自分はそういう才覚もないし、実際にやることはないだろう、と思いつつも、こういう映像権とか配信権とかを売ったり買ったりする、そういう商売の方には尊敬…いや尊敬というより「興味」を持ちつづけている。

ネット放送、スカパー、地上波、PPV…「放送権料」「視聴料」をめぐる模索と決着点 - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131014/p1
  
映画、TV、出版…「最後の冒険商人」が生きているのは、こういう権利仲介ビジネス? - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110619/p2

なんだかんだで、ここに相場とかあるようで、ないだろうし交渉ごとのかけひきや迫力、あるいは誠実や愚直さによって買ったり買えなかったり、高くなったり安くなったりするのだろう。
そういう「権利ビジネス」の世界を、どこかで少し覗いてみたい、という気持ちはずっとある。


だから、上のツイートでほんのちょっとだけでも、あのabemaTVで映像の権利をどう売り買いしているのか?が感じられただけでも無限に興味深かった。
そして出てきたのが「トルコ相撲」の映像すら国際的に売り込まれたりしている、という……もう、これだけでロマンじゃないですかね?


この一節を再度紹介しよう。

代理人仕掛人…浮草虚業の、栄光と誇りを逆説で語る「グラゼニ」の一節がかっこいい&「限界集落温泉」(鈴木みそ) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131014/p2



野球選手は「グラウンドにゃ銭が埋まってる」とかいう…。
確かに…成績を上げた選手には確実に埋まっている。
こんなまっとうなことはない。働けば働いただけ儲かる。いいよな堂々としてて…。
じゃあ……”俺たちのゼニ”はどこに埋まっている?
そこら辺にフワフワ浮いているのさ!俺たちはそいつを掴みに行く!
でも そんなモノはフワフワしているから本当に掴めるかどうか分からない。スルッと手から逃げていくかもしれない。
うまく掴めたとしても それがいくらか分からない。
そんなあやふやなモノ! 努力が報われるとも限らんし 堂々ともしていない。隙間をついていくよーなもんだからな…。
言うならば”ミジメが仕事”よ
(部下 「ミジメが…仕事……」)
だけどな よく考えてくれ……。 保証されている銭を取りに行くだけなら…… それは単なるサラリーマンだ!
無いとこに 銭を産み出させる! それがビジネスマンだ!
俺たちはビジネスマンだろ?

そうはいいつつ、けっこういい加減だったりもするらしい。

「いい加減」つっちゃーへんだけどさ、たとえば日本は埼玉あたりで細々とインディプロレスをやって、それをまぁ、一応映像として撮影して、コンテンツにしているとする。
そこに怪しげな…たとえばエルサルバドルでもボツワナでもモルジブでもいいや、そこの国の人で手広く貿易してるとかいう人が表れて「いやー、あなたガタの団体のプロレス、おもしろいデース。わたしは(前述の国名参照)のネットテレビ局とケーブルテレビに顔が利きマース。あちらに売り込むので、私に配給の権利を委任してもらえませんカ?」みたいなことを言い出すとする。
これ、うさんくさいから成立しないように見えて、実は案外脈があるらしい。というのは、「そいつを信じて金がちょっとでも入れば儲けもの。そいつを断るといったって、じゃあかわりに独自にエルサルバドルに映像権を売る当てがあるか?といえば無いわけだから、ならかれに委任してみっか」…みたいな文脈が働くから。
けっこうこういう「ダメもと」な発想のもと売られた映像権利もあるとかないとか…でも、これだけ世界中でコンテンツを配給するグローバルな仕組みができたのだから、今はこれはもうお伽話かもね。
さきほどの話は、基本的に90年代ぐらいに聞いた話でした。当時はローカルMMAやローカルプロレスのそういう映像権で、ちょとビジネスしないか?と取材した記者や、招聘選手のマネージャーに団体側から声をかけるなんてこともあったらしいね。



そして、今書けない、語れないのは承知の上で、「いつか」回想録を書くつもりで、@long_goodbye氏には「格闘技の映像権の売買をめぐっての息詰まる駆け引きやビッグディール」について書きこのしてほしいし、なんならバックステージをドキュメンタリー用に映像で残しておいてほしい(笑)