その後のamazonランキング。夜にはいり全書籍中、302位まで昇りつめ、社会一般部門は依然、1位を維持、全ちくま新書でもとうとう『震災学入門』を抜いて1位達成!!すべて皆様のおかげでございます!
— 浅羽通明☆われは生まれて町に住み (@asabam1) 2016, 2月 13
一昨日、『反戦脱原発リベラルはなぜ敗北するのか』amazonランキング198位一般社会部門、全ちくま新書ともに1位でほくほくしておったが、これは版元が朝日へ打った広告の効果と判明、がっくり。以後、ランキング一気に下降。これは増刷はないな。ぬか喜び一朝の夢であった…。
— 浅羽通明☆われは生まれて町に住み (@asabam1) 2016, 2月 15
『反戦脱原発リベラルはなぜ敗北するのか』、重版決定!!
— 浅羽通明☆われは生まれて町に住み (@asabam1) 2016, 2月 16
初版一万一千部に加えて、二千部を増刷します!買って下さった皆様、誠にありがとうございましたm(__)m
水曜、amazonランキングは二百位近く落ちたが日付変わる頃やや売れ、社会一般部門、全ちくま新書部門の一位の座を奪還!
- 作者: 浅羽通明
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/02/08
- メディア: 新書
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著者本人がこうも自分の著書の売り上げランキングを見てあからさまに一喜一憂する(それを公開する)のも、嘉村”天下を取った!”礒多チックでアレな気もするのだが…(笑)、それはおいといて。
実際、今「売れている」「話題の本」ということを、広い層が客観的に観察できるのは、やはり一番はamazonのランキングということになるだろう。
ネットを使わない高齢層はどうなんだ、とか、特殊な層(例:2ちゃんねらー)が示し合わせて一斉に買ったら?とか、いろいろ反論はあろうけど、チャーチルが民主主義について語った名言と同じで、「amazonランキングは最悪の、本の人気のバロメーターである。ほかのどれよりもましであることをのぞけば」でありましょう。
昔は紀伊国屋やジュンク堂での売り上げランキングに権威があったし、そこを狙った組織買いとかもあったろう(今もあるだろう)、しかし、パワーシフトは着実に進み、メディアや評論家だって、それを参考にしながら「アジェンダセッティング」「イッシュー選択」をしていることは間違いない。いい悪いは別にして。
すると…やはり、こういうことがいえる。
もしその本、著者が話題になり、より売れることを読者が希望する(応援している)なら、その一冊は書店で買うより、amazonを経由して買ったほうがいい。するとランキングが上昇し、いろいろと話題になったり、それを元にして重版や書店の注文が決まったりするから
・・・・・・・・いやあ、どうなんだろう。
自分で書いてて何なんだが、どうなんだろう。
というのは、自分はこう書いておきながら、やっぱり地元書店応援という意識で、ごく小さな書店で注文してるのよ。
しかしやっぱり、そういうところはかなり前に注文したのに、発売日に手に入る、とはいかないわけ…
おかげで
- 作者: 浅羽通明
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/02/08
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しかし、上のテーゼを思えば……そういう本をだな、amazonで買うときに、かすかな罪悪感が払拭できるのではないかい(笑)。
やはり人間、「ヒャッハー悪だぜー」はむずかしいもので、十字軍のように大義われにあり、神がそれを望んでおられる!!と思うとやれるんだわな。
「僕も地域の書店を応援しないわけじゃないが、ポイント目当てなわけじゃないが…。 これは良書で、話題になってほしいからさ。amazonのランキングをあげる必要があるんで、これは、敢えてamazonでネ…」とやっていくうちに、だんだんと慣れていき、ついにはamazonに全面的に乗っかる、『アマゾンライダーここにあり』になるんである。
アマゾン、ともだち。
と、ここまで書いてきたが、この論理は正しいでしょうか?実際の出版関係者・作者さんは、こういうことは考えているのでしょうか??