http://battle-news.com/?p=17580
——試合を前にした心境はいかがですか。
ビクター 今回の試合に向けて、非常にハードな練習を積んできた。この試合は、自分のキャリアとなり、大きなステップアップにつながる試合。とても楽しみにしている。
石渡 ビクター選手の実績は日本でも海外でもすごい。素晴らしい挑戦者だと思っている。しっかり準備をしてきた。俺のいるパンクラスに上がってきたことを後悔させてやります。
——挑戦者として、どんな練習をしてきましたか。
ビクター 今回、タイのセンティアノーイで打撃の練習をしてきた。地元ではいつもと同じ練習をしてきたが、いつもの試合とは違うと感じている。タイトルマッチを意識して練習してきた。
——山本KID選手とも練習したそうですね。
ビクター 甥のアーセン選手が試合をしたので、彼と一緒に練習をした。そのときKID選手も一緒だった。その成果がどういうものかは、今は言えない。試合で見てほしい。
——チャンピオンはいかがですか。
石渡 全部、普通。普通の試合。「ここ一番」とか思っていない。パンクラスの中で防衛戦をするのは、パンクラスの王者として当たり前だし、王者として他団体の選手とも闘ってきた。そういう誇りは持っている。
ビクター・ヘンリーの日本での成績をあらためて振り返ってみると、やはりすさまじい。
所英男をフックでKO。
上田将勝から足関節で一本勝ち。
中島太一にも判定勝ち
福島秀和にもフロントチョークで一本
4勝して3フィニッシュ、しかも打撃、絞め、足関。
”ジョシュ・バーネットの弟子””キャッチレスラー”が一種の「ギミック」と敢えて考えるなら、あまりにもそれっぽすぎて笑う(そういえばルー・テーズも「ギミックというのはそういう肉体や技での特徴づけのことをいうんで、顔にペイントするのはギミックとは言わない」とか言ってたっけ)。
柔道出身の高阪は、「得意技は三角絞め」といいつつ一度も三角絞めで勝ってないはず。
そういうものなのに、あまりにもジョシュの弟子らしい勝ち方過ぎる。
そしてその相手が所、上田、中島…ってハンパじゃないよ!!
今は世界のどの地域でも「非UFCの中では」というくくりを作られるのはやむをえないのだが、その非UFCでここまでやってしまったら「石渡が最後の砦」というのは名実ともに、ではないか。もちろんDEEPなら、まだ相手候補はそれなりにいるけど…
そしてもし石渡を倒したら「ここでは証明しつくした」と言われてUFCでもRIZIN(続くなら…)でも行くしかないし、それに文句をつける根拠はないわな、である。
ということで、歴史をふと巻き戻して…2001年だったか。
郷野聡寛が、グラバカ結成からやや遅れて副将格としてパンクラスに参戦。渡辺大介やのちにグラバカに誘うことになる山宮らを倒し、グラバカ全体でも本隊を圧倒した余勢を駆って「世界とやらせてくれ。もう日本には俺たちの相手はいねぇよ!」とアピール。
尾崎社長は怒って?温存していたエース・近藤有己と郷野の対戦をオファー。郷野は即決OKし「余裕で勝てる。寝技なら寝起きでも勝てる」と、当時はまだめずらしかった「トラッシュトーク文化」を全開にし……
その後の激闘や結果は申すまでもないが、まさにあれは「最後の砦を、無敵の侵略者が破るか?」という高度なアングルだった。
あの時の近藤への期待感や、その裏返しの「まけたら後がないぞ」という悲壮感。
それは十数年の時を経て、石渡伸太郎に向けられているのではなかろうか。
大会は前売り指定席は完売、多少当日券が出るのかな?
出るみたいね
12月13日パンクラス273ディファ有明大会 おかげさまで指定席チケット完売いたしました。 当日は指定席の増席と立見席の販売します。 多くのご来場お待ち申し上げます。
— パンクラス代表 酒井正和 (@SMASH_Sakai) 2015, 12月 10
そしてファイトパス。
UFCナンバーシリーズとの関係もあり、配信時間には注意。
http://www.boutreview.com/2/news/pancrase/item_18940.html
UFCファイトパスの配信時間に合わせた試合進行の情報が届いた。これまで15時からファイトパスの配信が始まっていたが、今回は16時からに変更……本戦1部開始・14:00(4試合実施)
本戦2部開始・15:00
第1試合 伊藤崇文×松岡嵩志 開始・15:00
第2試合 松永義弘×潤鎮魂歌 開始・15:15
第3試合 荻窪祐輔×上嶋佑紀 開始・15:30
第4試合 佐藤天×エリック・マイケル・フォート 開始・16:00(UFCファイトパス配信開始)
※第2・3試合は上記通りの時間にスタート