怪盗ルパン伝 アバンチュリエ(2)ユダヤのランプ (ヒーローズコミックス)
- 作者: 森田崇,モーリス・ルブラン
- 出版社/メーカー: 小学館クリエイティブ
- 発売日: 2013/12/27
- メディア: コミック
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怪盗ルパン伝アバンチュリエ(2) (ヒーローズコミックス)
森田 崇 (著) 税込価格:630円(6pt) ヒーローズ
発行年月:2013.12
2巻から、名探偵ハーロック・ショームズと再対決する「ユダヤのランプ編」が始まる。
このシリーズで、「世界一の名探偵」ショームズは前回に続き若い女性に翻弄される。だけど、探偵自身が気づいたように、ルパンに絶対の愛と信頼を置く素直な女性は、下手なベテランの悪党以上に大胆不敵かつ賢明になれる――との逆説が描かれていて、それが「じゃあ、ここまで心酔され、献身的な親衛隊を持つボスのルパンはどんなやつなんだ?」と思わせて、直接対決を盛り上げるというね。
愛する人への献身なんて、女性の描き方が受身的だ…と21世紀の今は批判を受けるかもしれないが、当時としては無理なく女性を活躍させるいい工夫だったんじゃないかな?森田氏@TAK_MORITA の描く女性が可憐なので更にそれが引き立つ。
教会で徹底的に学んだインテリの神学者以上に、素朴で無知な老婆の信心のほうが神の心を体現している――というタイプの話ってよく聞くね。
こんな「アバンチュリエ」のパスティッシュがあります。1巻の透き間を埋めるエピソード
「南極」
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=manga&illust_id=39176442
ちなみに自分ははてなブクマで当初
森田崇「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」1巻(公妃の宝冠編)の”前日譚”…よくできたパスティッシュ…と思ってて読んでたが、「この話は本当にルブランが書いていて、俺が知らないだけかも?」といま疑い中。
とか書いてた。
いやすごい。何がすごいというと、これって「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」1巻の前日譚にあたる「0巻」とういうか…もっと厳密にいうと、同作の1巻はアヴァンタイトル形式になっていて、その冒頭部分と、正式に1巻が始まる前に挟まるエピソードなのだ。
怪盗ルパン伝 アバンチュリエ(1) 公妃の宝冠 (ヒーローズコミックス)
- 作者: 森田崇,モーリス・ルブラン
- 出版社/メーカー: 小学館クリエイティブ
- 発売日: 2013/08/05
- メディア: コミック
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だがこのパスティッシュ「南極」を挟むと、それが逆に綺麗につながって…茶道の陶器に関しては、、割れた部分を金で継ぐと逆に壊れる前以上に美しくなる、って話があるじゃない。あれのようなね。
以前から何度も言ってるけど、初級の遊びとして設定の矛盾にツッコむのは愉しい。しかし、その矛盾を綺麗に説明しなおす裏設定を考える上級の遊びはさらに愉しいのだ(笑)。
銀英伝も、ホームズも、進撃の巨人も、アバンチュリエも。
詳しくそれをのべた、わたくしの青年の主張は以下の通り。
■「進撃の巨人」軍事学論争〜設定で遊べ、裏設定で遊べ、設定へのツッコミと辻褄合わせで遊べ。名作でしか、それはできない。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120503/p6
まさにこのパスティッシュは「上級」の遊び、と言っていいでしょう。
ただ、これが掲載されている「pixiv.net」というのが、自分はよくわからない。絵を書く人にとってはかなりおなじみのところらしいんだが…描かない人も登録すると便利なのかね??
この作品について、作者のつぶやきと森田崇氏のつぶやきがあったす。
パスティシュ作者junsan https://twitter.com/junsan43042426
「怪盗ルパン伝」森田崇 https://twitter.com/TAK_MORITA
時系列がちょっとずれたり、少し省略したり、複数ツイートをひとつに編集したりしてちょっと不完全だけど、ざっくりまとめてやりとりを掲載しておきたい。
森田崇怪盗ルパン伝 アバンチュリエ1発売中 @TAK_MORITA 10月21日
うわっ、これ凄い!怪盗ルパン伝アバンチュリエ「公妃の宝冠」編既読者は必見!!! RT @junsan43042426 できたよい。 【アバンチュリエ】 南極 | じゅん (ヨシヅ) [pixiv] http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=39176442 … …
junsan @junsan43042426 10月19日
100年くらい前の冒険野郎って胸熱。と思ってつくったマンガだった。
1903年 ライト兄弟の世界初有人動力飛行
1909年 ピアリーの北極点到達(当時認定)
1911年 アムンゼンの南極点到達こういうのを新聞で読んでドキワクしたんだろうなあと想像。城のひとつやふたつ売るわそりゃ。
1902年にはスコット先生とシャクルトン先生が一緒に南極探検ってのもあったそうで。ルパンさんらと超近いじゃないすか。ぐっと来ますね。ルパンさんが南極を発ったのはいつなの。すれ違ってたりしてないの。
人類月面到達が1969年だそうだからルパンさんは95歳まで生きるとテレビで月面着陸を見られるわけなんだよ
森田崇怪盗 ルパン伝アバンチュリエ1発売中 @TAK_MORITA
「本物の」シャルムラース公爵とルパンとの絡みは、ウチのアシさんも興味持ってました。あのルパンに「立派な男だった、本物の貴族だったよ」と言わしめてるんですからね。ただのお坊ちゃんじゃなかったんだろうなと。
それにしてもjunsanさん漫画上手い…。アシさん打ちのめされてました。なにかご経験が…?冒険モノ好きの俺にもたまらんサイドストーリーでした。ベルヌのとこ泣いた。
junsan @junsan43042426 10月21日
のど自慢で好きな歌を勝手な振り付けして踊って歌ったらその日のゲストがその当の歌手で 「いやー頑張りましたね!」 って言われて泣いちゃう人の気分今まさにブルブル
森田崇怪盗ルパン伝アバンチュリエ1発売中 @TAK_MORITA
@junsan43042426 あまりに感動して晒しちゃいうました…すみません…(^^;)いやほんと、本編読み込まれていて、愛情に溢れたサイドストーリーで感涙モノでした!そしてキャラの掛け合いと言いコマ割りと言い仕掛けといい、「漫画」が上手い…!ほんとに感涙でした〜!
もちろん原作のルパンあっての事なんですが、「アバンチュリエ」の描写を愛して下さっているのが伝わって!冥利に尽きます〜(T_T) RT @JULY_MIRROR 「アバンチュリエ」への愛情と敬意がいっぱい感じられる、うらやましい作品でした
七月鏡一 @JULY_MIRROR 10月21日
@TAK_MORITA この描き手さんの「SHERLOCK」漫画も実によく出来てますよ。
生怪獣人生 (Big spirits comics special)
- 作者: ほりのぶゆき
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2002/07
- メディア: 単行本
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