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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

同じ転落の記録でもノア(泉田)は暗く、WJ(永島)はユーモアがあるのはなぜだろう?

ノア崩壊 黒い報告書 (別冊宝島1882 ノンフィクション)

ノア崩壊 黒い報告書 (別冊宝島1882 ノンフィクション)

内側から見たノアの崩壊 (別冊宝島)

内側から見たノアの崩壊 (別冊宝島)

これは泉田純に責任があるわけでもないだろうね。
あと、ヤクザだとか「詐欺師」だとか、深刻度や犯罪性が違ってくるから当然といえば当然だろうが・・・WJの失敗というのが、例えば複雑なアングルを否定して「俺のやりたいようにやるんだっ!」といったり、屋形船を借り切るド派手なセレモニーでの浪費で初期資金が底をつく・・・というのが、その結果は結果としていかにもプロレスラーらしい、長州力らしい、もので有り得たからだろうなあ。

そして、永島勝司・・・口を開けば名言ばかり、というのは脚本を作った別冊宝島編集部、そしてそれを最終的に漫画にした原田久仁信氏の手柄なのだろうが、その「核」となる永島氏の語り口が、やっぱり一番大きいのだろうな。

プロレス「地獄変」 (別冊宝島 1630 ノンフィクション)

プロレス「地獄変」 (別冊宝島 1630 ノンフィクション)

原田久仁信やっぱり主人公を永島さんにしたことで、展開をユーモラスにうまく回せた
編集部「90年代以降のプロレス界のストーリー・テラーとして、稀有なキャラクターであることは、今回の劇画ではっきり証明された 」

前も引用したが「ナンとおしゃるウサギさん!」「奈良の大仏もひっくり返るゼッ!」「オデン社長め!」「人生は勇気、殺気、怒気、そして元気!」
・・・・・永島氏はちゃきちゃきの江戸っ子かと思ったが、経歴見ると島根県出身だった(笑)
でもまあ、上京してオオ専修〜大で学び、そこから「ネクタイ締めてるやつがうちの新聞読んでるのか!」なスポーツ紙の整理記者をやっていれば、言語センスは東京下町風に磨かれるのだろう、とこじつける。
また、ひょっとして、編集部がかなり台詞表現を盛っているのかもしれないが、その時はダマした編集部を褒めるよ(笑)。そして、(仮に)編集部が台詞を作ったとしたら、今度は、その”みこし”となった架空キャラクターのオヤジ・ゴマシオに敬意を表したい。

でも別の版元の

プロレス界最強仕掛人 永島オヤジの  まぁだま~って読んでみてよ

プロレス界最強仕掛人 永島オヤジの まぁだま~って読んでみてよ

も、奔放な下町っぽい語り口はあるから、やはり本人の個性なのだろう。


ノアに関しては、苦境からの出口が見えているのか分からないけど、少しでもいい方向に、泉田を含めてなっていけばいいな、と祈るしかない。そして、プロモーションが苦境になり、フィニッシュする時に・・・、彼だってそれこそ、死ぬほどの苦境も苦悩も体験しているだろうけど…、永島氏のようになり得てくれればね。
谷川貞治氏も、KAMINOGEで見る(というより彼が読者に”見せる”)姿は、ナガシマ的なダンディズムを感じるのである。

KAMINOGE [かみのげ] vol.5

KAMINOGE [かみのげ] vol.5