ことばは不要な、熱戦でありました。
それでもなんやかやと書くのがブロガーなわけだけど。
タイトルにうたった「ワンナイト・スタンド」というのは、UFC−PRIDE関係のように、買収によってECWを吸収合併したWWEが、その後WWEではいまいちくすぶっていた元ECW勢力を使って”一夜限りのECW復活”というコンセプトでもう一度行った大会。
それが内容的にも興行的にも非常に成功したのでした。
今回、メインとセミの4人のうち3人が元PRIDE王者またはトーナメント覇者。もう一人もUFC初登場で、非常にワンアンドオンリーの闘い方をするSFのエースでした。
だから面白い熱戦になったんだ!と言えるか、どうか。言えない気のほうが正直高い。ダンヘンの日本初登場はリングスですが、いまだにそのへんを持ち出してきて「リングスが…」というのはギャグにしかならないようにね(笑)
でも、それでも。
今回のメーンやセミに「PRIDE的」なものは確かにあったのではないかな。それはアメリカにいる諸民族が、国籍はアメリカであって、アメリカの生活様式を持ちつつも、民族性も保っているように。
そして、それがアメリカの弱さでなく、強さであるように。
ダナ・ホワイト談
http://sadironman.seesaa.net/article/236190367.html
・「(略)…1〜3ラウンドはヘンダーソンが取った。4ラウンドはショーグンが取った。そして5ラウンドはショーグンの10-8でドロー……私の採点はこうだった。私の中ではドローだ。だが私の立場ではどうすることもできない」
・「こういう試合を見るとクレイジーになるが、これは間違いなくMMA史上最高の試合のひとつだ。文句なしだ。5ラウンドに渡って共に死力を尽くした彼らをとてもリスペクトしている。それはモハメド・アリ vs. ジョー・フレージャー3のようだった……」