ゴン格最新号より。SFトーナメントの一回戦を勝ち抜いたジョシュ・バーネットがインタビューに答えている。
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2011/07/23
- メディア: 雑誌
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
「いま米国ではアニメエキスポに13万人が来場している。僕は時間が無くて行ったことないけど、サンディエゴのコミコンには行く。アニメエキスポの倍くらい大きなイベントなんだ。米国では『ヘタリア』も流行っている」
−−PRIDEは初音ミクのライブのようにクールになれなかった。
「一度はそうだったよ。米国の人はいまでもPRIDEを覚えている。今でもコアなMMAファンは『PRIDEを見たことがない』という人がいると、『ぜひ見るべきだ』というよ。(略)
米国では子供向けのアニメやマンガが求められているんだ。僕は見ないけどね。今、僕が気に入っているのは『シグルイ』というダークでヘビーなサムライの物語だ」
−−昨年完結した、南條範夫の時代小説『駿河城御前試合』を、山口貴由が漫画化した作品ですね。「武士道は死狂ひなり。一人の殺害を十人して仕かぬるもの」という。
「そう。負の積み重ねを爆発させるような物語でもあり、辛い時期を乗り越えたからこそ味わえる人生の深みもある。でもそれより米国では『NARUTO』や『ブリーチ』のほうが有名なんだ。僕は12歳じゃないから読まないけど。『シグルイ』は子供向けじゃない。同じ作者の『エクゾスカル零』もバイオレントだ。日本のアニメ文化とリアルな文化の側面が描かれている。それに『ベルセルク』も好きだ。とてもダークで超自然的だけど、作者はあらゆる歴史的・文化的リサーチを重ねている。その上に同時にラブストーリーを重ねている。物語の始めからとてもリアルに人間が描かれていたけど、特に第二部の、主人公のガッツの・・・(略)」
※えーーーー、お話の最中ですが、
私これ手打ちで写しております。
で、まだテーマの半分行ってません。
やってらんねー!!ということで以下、箇条書き。
・ベルセルク第二部は闘うことで自己を表現した男が、愛を知りさらに強くなるというテーマだ。
・「銃夢」も好きだ。そういう子供だましじゃない、大人向けの物語が好きなんだ
・あ、でも高橋留美子も少年誌に載っているけど普遍的な作品だね。
・士郎正宗は「攻殻機動隊」より「アップルシード」だね。世界と人間の繋がりが描かれているから。
・子供のころヤマトを見た。松本零士作品には感銘を受けたね。フランスでは超有名だ。
・宮崎駿はディズニーと契約するぐらい世界に愛され、広く受け入れられている。
・そして復興の中で日本が作った「ゴジラ」「ガメラ」!特にガメラは火を吹いて回って空を飛ぶ。クールすぎ!!
ふう。
というわけで、この雑誌で66行をかけてジョシュ(&聞き手)が語った漫画論&文化論、相変わらずなかなか聞かせる。
何の雑誌なんだ、ということを除けばな。
そもそも仮にこういうことをジョシュが語っていても、他の専門誌はカットします・・・といってもファイト&ライフしかねーか(笑)。いまゴン格がやることがすべて標準、スタンダードだからな。
どう見てもなんかの暴走なんだが、いいぞもっとやれ。
しかしまあ状況が変わり、このままトーナメントが進んでもvsアリスター・オーフレイムは幻となり、おそらくヒョードル戦もない。
アリスターが欠場ということはアントニオ・シウバvsアリスターもないから、ヒョードルvsダンヘンをスルーしたスカパーが、次のトーナメントをPPVで流すかどうかにも暗雲漂う。
そういう点ではハリトーノフvsジョシュ、もしそれで勝ちあがったら恐らくはネガティブながら因縁のあるペザオンvsWAR MASTERの試合がある。
そう言いつつも、IGFでのバンナ戦との短期スケジュール調整問題もある。
いろいろと不安材料も多いが、
本人はタイトルどおり通常運転、でしたという話。
おまけ。SFトーナメントでの入場曲はVOLT THROWERの曲。
自分には分からないので、情報として。
・僕の友人で、とても古いイギリスのバンド
・15年前、1度だけ米国ライブがあった。もちろん見に行った。
・無償で入場曲を使わせてくれた。
・この前日本復興のチャリティヘビメタライブをプロデュースした時も、試合の前も幸運を祈るとメールしてくれるいい人達。
・・・悪魔じゃないの?(なんか偏見)
ちなみに聞いてびっくりなのだが、ヘビメタってポップスターと比べるとあんまりお金が儲からないんだって。
そんなばかな。
「朝、目が覚めるときみがチーズケーキ焼いていたさーん」とか歌った方が受けるのかしら。