http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/02134
「イブニング」は最新号は2011年03月08日(火)発売。
表紙の島耕作がうぜーー。
だがまあそれが雑誌の安定につながると思えば、金子賢や曙太郎と同じである。
ん、で。
もやしもんの長男やルパンの脱獄や鉄工所の社員旅行や、ちゅうたつさんの仮病のゆくえはさておいてだ。遠藤浩輝「オールラウンダー廻」の準決勝がいよいよ佳境を迎える。どちらも攻防でダウンを奪ったり奪われたり、粘ったり粘られたり。
ダナ・ホワイトなら
「戦争のような試合だぜ!」
「この試合に敗者はいないよ」
とファイトオブナイトで10万ドルくれるような熱戦です。
DREAMだったら「いい試合だった。だがギャラはちょっと待ってね」と。
OUTSIDERだったら「いい試合やないか。知っとるかお前、昔織田信長がな・・・(以下50分前田トーク)」
となるような試合。
異様に吸収力の早いメグルくんが練習のムエタイ式首相撲を本番でいきなり使いこなしたりして大健闘だったのだが、最後の最後、数十秒でお互いにスタミナがほぼゼロ状態でのスタンドだ。
先号で、廻くんは寝技の展開で「俺はもう十分やったよな…」とあきらめかける。
自分も気持ちはよく分かります。具体的に言うと腕立て伏せ50回の目標を立ててやると、18回目ぐらいでほぼ廻くんと同じ心境になります(早いよ!)。しかしそこは友情パワーで復活、今の互角に近い所に持ってきたのだが・・・
最後の最後は、やはり柔道選手のフィジカル…というより、足払い系のテクニックでこかされ、上になられてそのまま対応できないんじゃないだろうか。
まあ、若さとバックボーンを含めたキャリアの差を考えれば仕方ないだろうし、これを糧にしてね。そうなると決勝では今の廻と喬の差が、間接的に出る事になるが・・・
まあ準決勝で、廻が不利をひっくり返したら勢いのままいくかも
・・・ってフィクションなのに、何熱心に試合を「予想」してるのよ俺(笑)
もう「結果」は出ているし、早売りで読んでいる人もいるだろうにさ。
「今号で決着するだろう」という前提だってわからんのよホントは。
しかし「あ〜る並みに影の薄い主人公」「お〜るらうんだ〜廻」とか言ってた廻君の試合結果がこんなに気になるとハ。
ただ、自分は本当の試合でも、けっこう悲観的な準備を心でするタイプなので、正直メグルくんの敗戦を今から覚悟しているわけ。今日の昼休み、イブニングを買って「ぱあぁぁ」となるか、「ずーーん」となるか。
上↑が「進撃の巨人」諫山創氏が色紙に要望しなかった主人公の廻。
- 作者: 遠藤浩輝
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/08/23
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 41回
- この商品を含むブログ (28件) を見る
下↓が、諌山創氏が色紙に要望したマキ選手(どういう紹介の仕方だよ)
- 作者: 遠藤浩輝
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/12/22
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 19回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
そういえば講談社格闘技漫画ゼロハチ組の「鉄風」雑誌の最新号出たね。
今号はグラップリング大会の回なので、寝技がたっぷり描写されている。で、寝技を漫画の「コマ」で表現するとき、「どこのシーンを切り取るか?」「どのアングルから撮る(構図を決める)か?」を作家は決めなきゃいかん。大胆にページを取っての寝技では先輩格の廻、に、ある意味今回の「鉄風」は返歌や本歌どりで返した感もあり。
このへん、漫画(とくに構図論)・寝技両方に詳しい人が両作品の描写を・・・さらには帯をギュッとね!や柔道部物語の寝技もふくめ研究テーマにしてくれたら面白い。
とりあえず要望書いておけば、どこかでだれかがやり始めるかもしれないので書いておこう。