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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

太田モアレ「鉄風」は現在のトーナメントをもって連載が終了してしまうのだろうか?そしてオールラウンダー廻

あ……
いま気付いたけど「格闘技漫画とトーナメント」という連想で2つ話題を続けたが、上の記事は応援や単純な連想というよりDisりっぽくなってしまったかもしれん(笑)だとしたら、「誤解を招いた。真意は違う」(麻生風)。

それはともかく。
鉄風」はいよいよ、トーナメントの決勝とあいなりました。


自分はこの作品の本当に連載初期に長文書評を書いていたのだが、

書評・新格闘技漫画鉄風」を読む…光と影、残酷と無垢のガチンコマッチ【感想・レビュー】 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100317/p1

ここで提示された論点(伏線)のようなものをきちんと決勝では提示されそうな幹事ではあります。特に主人公の「誰かが充実してるのが許せないから壊したい」という主人公にあるまじきモチベーション(笑)や、そのライバルの「まっすぐすぎて、逆にそれが歪みのような気がする」と言われるような造形。そして主人公の心に大きな影を落としたひきこもり?の兄などが登場します。

ただ…今月号を期待して見てたら「鉄風は隔号連載です」と雑誌の末尾にあった。これまでもそうだっけ?
これまでもか、今回からかは忘れちゃったけど、ぶっちゃけ週刊連載+月刊連載とかならともかく、太田モアレ氏はこの作品一本じゃないですか(どこかに別のあったらすいません)。それで隔月連載ということは……
結局詳しいアナウンスがなくてよく分からないけど(プライバシーに属するからそれもしかたないけど)、長期にわたって連載が中断した作者のご病気、体調不良は今でも全快、ではないのじゃないのかしら?

漫画、特に格闘技漫画、競技漫画で「トーナメント編」が終わると(特に主人公が優勝すると)、伏線がごろごろ残っているとかはともかく(笑)、そこで連載が終わってもまったく不自然ではない。自分の意思で終えるのか、ほかの意向なのかもわからない。

だから、自分の好きな漫画のトーナメント決勝は盛り上がる半面、「これで(漫画全体が)終わってしまうんだろうか?」という不安は隠せない
それなら編集部へのアンケートハガキや単行本の売り上げで動かすしかない、のだが…「鉄風」はその、隔月連載から感じる作者の体調も含めて、今回の決勝で終わってほしくもなく、またそれでも、やっぱり終わりかもしれないという不安も持ちつつ…読んでいきましょうや。

鉄風(6) (アフタヌーンKC)

鉄風(6) (アフタヌーンKC)


オールラウンダー廻」はまだ準決勝。女子の決勝も含めて当分安泰。今は「佐々木憂流迦vsメグル」

いつの間にかイブニングでは屈指の長期連載(それも休載なし、だったはず)になったこの作品。
この大会は「アマ」トーナメントだからな、そこんとこよろしく、と編集部に釘をさしておくが、そもそもまだ当分このトーナメント自体が楽しめそうなのだ(笑)

佐々木憂流迦、遂にUFC参戦。駿河天狗、世界に羽ばたく - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140716/p1

で紹介したように、いまのメグルの相手は、佐々木憂流迦がモデルであることは天下に隠れも無い事実。
長いリーチ、手足を使ったボクシングとテンカオ、そして一級品の寝技とチョーク…。
それにどう対抗するか、でメグル陣営の策は意表をつき

「その長いリーチの相手に対して、さらにアウトボックスの打撃戦をいどむ」というものでした。意外なる戦術ですが、実はゴン格でおなじみの吉鷹弘が、そういう戦術の話を以前していて、作者も参考にしているようだ。


さて、オールラウンダー・メグルは、オールラウンダー・ウルカ(劇中では香取舟)に勝てるか?はっきりいえるのはこの勝負、華のあるほうが勝つ…じゃあ不利じゃん。