NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )に告知ありました
ラジオ番組「真夜中のハーリー&レイス」よりお知らせです
◆3月1日(火)深夜 ラジオ日本(AM1422kHz)*radikoは対応していません
深夜3:00〜4:00
ゲスト 諫山創さん(漫画家)
番組HP http://www.jorf.co.jp/PROGRAM/nwa.php
さあ来たナ。
【参考】
■ 作者が格闘技ファンで知られる「進撃の巨人」、この漫画がすごい! 2011 年1位。作品中にも格闘技の影響
http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/52126508.html
……作者・諌山創氏は格闘技ファンとしても有名で、ゴン格221号(11月号)「私と格闘技」にも登場。「雑誌の作者コメントで『チュール・ソネンならアンデウソン・シウバを塩漬けにできる』と読者をおいてけぼりにした文章を書いていた」「ボブ・サップvsノゲイラが原体験」「毎日MMAPLANETをチェックしている」などと語っています。作品と格闘技の関係では「自分のパンチ力で拳を壊す、という光景を取り入れた」「ヒーローはやっぱり右利きサウスポーだなと」…
■『ゴング格闘技』 11 月号の宣伝です! < 『ゴング格闘技』編集部
http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/52098154.html
☆話題沸騰の巨人漫画の著者が、愛して止まない格闘技の魅力とは?
諫山創「『進撃の巨人』のパンチは、“あの選手”をイメージしました」
んで、すごいと思うのは、作者の諫山創氏のブログ
「現在進行中の黒歴史」http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/
・ヒョードル...
・やった...やったぞ!! (※後述)
・ニック・ディアスかっこいい
・格闘技の考察おもしろい
・そんなまさか(※青木真也vs長島☆自演乙☆雄一郎)
・スティーヴン・セガールに合気道を教わるリョート・マチダ
・k‐1MAX楽しみ
どう計測してもね、「見えない道場本舗」より格闘技を論じている比率が高い(笑)、堂々たる格闘技ブログです。
ヒョードル敗北を受けての
http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/archives/4101617.html
には万感の思いを感じるなあ。
あれだけ世評の高い、面白いSF漫画を描いている人が、(日本では)凋落する格闘技のファンでいてくれるのはありがたいことで、「あの男・・・わしらのみこしになる男かもしれん!!」(本宮ひろ志調)な。
水道橋博士やkamiproと、どこかで交わることもあるのでしょうか。
そして2匹の獣がまみえた。
さてそんな折。
■「やった...やったぞ!!」
http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/archives/4090938.html
マキちゃん!!やったあああああああああ!!
現在、イブニングで「オールラウンダー廻」を連載中の「遠藤浩輝」先生と会食させていただきました!
主人公「高柳 廻」のモデルは「宇野薫」選手ですか?...
などといった質問をさせてもらったり、話が踏み込んだあまり今後の展開の
ネタバレを聞いてしまったり...最近の有名な試合の感想を聞かせてもらったりと、大変楽しい時間を過ごさせていただきました、
(略)
色々な話を聞かせていただきました、とにかく自分の無知に気づかされるばかり、あらゆる事に対する知識や好奇心が人や物事を豊かにすると痛感、遠藤先生のようにディティールを追求する力が欲しい!
「ここにすごい格闘技漫画描くやつがいるらしい…」「SF漫画の中に格闘技のテイストが入ってるやつがいる…」こう、同時代感覚で感じて、引き合うんだな。
twitterでも遠藤浩輝氏のほうが書いていた。
http://twitter.com/#!/hiroki_endo/status/35721833856638976
@hiroki_endo 遠藤 浩輝
原稿UP後、新宿アントニオ猪木酒場で諌山創さんと。
http://photozou.jp/photo/show/1238687/67364804
しかしそれはそれとして、やっぱり色紙に書いてもらうのは主人公の廻じゃないのな(笑)
ぼくが読んだ「進撃の巨人」論序説
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「攻めて来る怪獣は強くて怖い。人間はめちゃくちゃにやられるが、ものすごく頑張ると倒せる、防げる」というバランス・オブ・パワーがあり、それを前提にした社会体制を人間側が構築している、というところなんですね。
東宝怪獣映画や円谷テレビ怪獣番組を見ていると、やっぱり最後はウルトラマンに倒してもらわんと話が締まらない(除く最終回)から怪獣をこれこれこうすればやっつけられる、というところの話の練り方は甘い。
それに何より、「怪獣」という異分子を社会に放り込んだときの社会のほうのリアクションを丁寧に作りこもうという意欲は薄かったし、毎週やってくるはずのウルトラシリーズでさえ、派手な制服来た定員5、6人の公務員が組織を作るだけで、「怪獣が継続的に社会を襲う」という前提もあまりなかった(平成ガメラとかから、多少意識が変わってきたが)。
だから進撃の巨人はまず
「人間社会は巨大な三重の壁をつくり、かろうじて巨人の進入を防いでいる」
「時々壁の外に、選ばれた調査兵団(威力偵察隊)が出て行くが、たいていは巨人にやられて戻ってこられない」
「巨人殺しは、首筋に取り付いて切り裂くのが唯一の手段。非常に困難ながら不可能ではない」
「あるとき、壁を越えてしまうような想定外の、巨人を上回る『大巨人』が出てきて第一の外壁部分が陥落、人間の防衛線は一段縮小する」
「しかし巨人を倒す巨人が出てくる。人間側はこの巨人を利用できないか?と模索する」
この「大状況」の展開のうまさが、少なくとも自分にとっては一番の魅力でした。自分は元祖の設定厨のようなところがあるのでね。
「怪獣(巨人)がいる恐怖の非日常」「それでも壁に守られた平和な日常」「それが破られる非日常」
ここの描写が上手いなあと感じました.
これを「日米安保や沖縄への基地押し付けで守られてきたが、尖閣問題などで大慌てする日本(本土)の平和ボケ状況」になぞらえたり、「今まで貿易黒字と高度成長で繁栄を誇った日本が、グローバル経済の荒波に入って苦しんでいる状況」のメタファーと見たりする評論をどこか(はてなだったかな?)で読んだことがある。
そう感じるのはかなりもっともな部分もあると思うし、半面でこの異様な迫力を持つSFをスケールダウンさせる見方になってしまうと感じる部分もあるけど、そういう視点も紹介しておきたいと思います。