わたしはあの試合の決定（準決勝の結果が出た）後、終了の１秒前まで、一回たりともソクジュの勝利を疑ったことがございませんでした。
OMASUKIFIGHTではこう言ってたな、「ミノワマンがボブ・サップとチェ・ホンマンを倒した時点で美しく物語が終わっているんだから、決勝は『ソクジュとミノワマンはその後、アフリカの奥地で対戦したという。そこでの結果は、だれも知らない･･･』でいいんじゃないだとろうか」と（笑）。そんな感じで、やるだけ無駄の大虐殺かと。
でもやってみるとこういうこともあるんですね。
ソクジュの膝が悪そうだったとか、そういうことはとりあえず考慮しなくてもいいだろうし、もともとミノワマンの今回のトーナメント３試合は、階級の壁でアメリカではありえないだろうから、ある意味ジャパニーズMMAの勝利だった。だからといって全部こうなられても困るが。
で、トーナメントを制したミノワマンは、このあとどうするのか。
今のところ、モンスターズクエスト的に登場させられる、穴のあるヘビー級ファイターはだいたいやりつくした感じもある。
おもいつくのはヤン”ザ・ジャイアント”ノルキヤ、それからMMAに来るのかこないのかレイ・セフォー。サム・グレコとかどうなったんだろう。
本来のミドル級に戻る？？ ちょっと想像がつかないですね。戦極との交流が続くのなら泉浩はおもしろそうではあるが。
というところで
「vs石井慧」を
考え付きました。
キャリアの浅さでイーブンと考えるという方法。
なに、お茶の間には体格差とかわかりゃーしませんって。見れば分かる？それはサップとホンマンに勝った映像をみせれば「おやまあこの若い子、どんな大きな相手でもへっちゃらなのね」「石井はホンマンよりはちっちゃいのう」となるからOK。
書きはじめたときは、こんな結論になるとは思わなかった。アドリブ性たけー。
ミノワマンのちょっといい話
今回のソクジュ戦は最後こそKO勝利でしたが、とくに最終ラウンドではスタンドのお見合い状態がつづきブーイングもイエローカードも出た。
kamipro moveで、直後のミノワマンにインタビューしている文章がある
（前半略）
−−３Rは３分間、お互いににらめっこ状態でしたね。ソクジュもですけど、なんでミノワマンさんは攻撃しなかったんですか？
「あれは心と心が通じ合ったというか、心で会話していました」
−−心で会話していた？どんな？
「いや、どんな内容かはちょっと言えませんが。とにかくわたしは英語あんまわかんないし」
（kamiブログ 1月2日版）
そうか。
まあこの膠着についてはその後のインタビューなどでは、さすがに「カウンターを相手が狙っていた」とかもちっと常識的なことを言っているが、逆にいうと何もネタを考えておる暇がなかっただろう試合直後（顔面傷だらけの状態）で、こんなふうな台詞がはけるというのはいろいろとスゴイ。
というか、こっちが素かよ！！
