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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「世界報道写真展2009」開催中(東京都写真美術館)

http://www.syabi.com/details/wwp2009.html

世界報道写真展2009



2008年世界報道写真大賞
アンソニー・スアウ/アメリカ、タイム誌向け
アメリカの経済危機ー立ち退きを言い渡された住民が家に残っていないことを確認してまわる保安官ロバート・コール(=3月26日、オハイオ州クリーブランド


■会 期:2009年6月13日(土)→8月9日(日)
■休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
■会 場:地下1階展示室
■料 金:一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 400(320)円
※( )は20名以上団体および東京都写真美術館友の会、上記カード会員割料金
※小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料
※第3水曜日は65歳以上無料


1955 年オランダで設立された世界報道写真財団が毎年開催している「世界報道写真コンテスト」の入賞作品を集めて展示する世界報道写真展2009が、今年も東京都写真美術館で開催されます。このコンテストには前年1年間に撮影された写真を対象に、プロの写真家であれば誰でも参加できるので、今年は世界124カ国から5,508人が応募し、作品数は96,268点に上りました。これは52回の歴史の中で最高の数字です。特に中国、インドからの応募が急増、経済発展に比例して、社会を見つめる写真家の活躍場所が増えていることを示しています。本年は日本人写真家の2人が入賞を果たしました。
ケニア在住の千葉康由さんとアメリカ在住の山口元さんです。それぞれが追い求めるテーマでの受賞でした。昨年アメリカに端を発した金融危機は先進国にも深刻な社会不安を呼び起こし、世界中でこれまで経験したことのないような社会状況がうまれています。戦争、紛争は収まることがありません。アフリカの多くの国では今も続く内戦が民衆の生活を圧迫し、飢餓や虐殺を招いています。多くの犠牲者は一般の市民であり子どもたちです。地球上のいろいろな場所に現れる問題に写真家たちは最前線に立ち、その背景も見据え、真相を表現しようと試みます。1枚の写真に込められたフォトジャーナリストの思いが、同じ時代を生きている私たちに迫ってきます。