総選挙は“滅びへの一里塚”? 劣化著しい自民党を率いての「保守再生」は茨の道だ
上杉 隆(ジャーナリスト) 伊藤惇夫(政治アナリスト) 宮崎哲弥(評論家)
自・公連立、学会と小泉に毒された歳月驕る公明党は久しからず――。連立与党に最も恐れられる男たちが思いの丈を語りつくす
矢野絢也(元公明党委員長) 平沼赳夫(衆議院議員)
完全密着 小池百合子、女性宰相への戦い女性には意外に不人気。頼みの小泉応援も不発に終わり、課題山積の初挑戦――
横田由美子(ルポライター)
ミスター上げ潮 中川秀直が幻視する移民1000万人時代の日本これが人口減社会への唯一の処方箋だって? 降って湧いたトンデモ政策の虚と実
三山 喬(ジャーナリスト)
政界再編シミュレーション
「壊し屋」小沢一郎が本性を剥き出しにする日「民主党政権」など、かれの眼中にはない。“自民党解体計画”はもう始まっているのだ
篠原文也(政治解説者)
福田弱腰一年、日本外交はここまでダメになった激動の世界で「ひとり負け」の日本外交を、いかに建て直すか。次期首相にもの申す
田久保忠衛(外交評論家・杏林大学客員教授)
米大統領選“草の根保守の女神”ペイリンが、流れを変えたマケイン陣営から放たれた起死回生の一矢は、中絶反対の旗を掲げる五児の母だった
中岡 望(ジャーナリスト・国際基督教大学非常勤講師)
ブッシュ政権vs.米メディア ドロ沼八年戦争の禍根理不尽な偏向報道のオンパレードは就任直後から。彼はなぜかくも嫌われつづけたのか
草野 徹(在米ジャーナリスト)
グルジア侵攻は、プーチン院政への〈クーデター〉だ殺戮、強姦、略奪……野蛮なDNAを受け継ぐロシア軍が、統制不能状態に陥りつつある
名越健郎(ジャーナリスト)
長銀・粉飾決算「逆転無罪」には、見逃せないウラがある司法は会計学を知らなさすぎた。誰の目にも明らかな粉飾決算を、最高裁はなぜ無罪としたのか
細野祐二(公認会計士)
特集 ● 平成プロレタリア・ルネサンス異聞
『蟹工船』小林多喜二は「サルマタ三枚重ね」で勝負する船員の強暴さをいかに表現するか。作者が心血を注ぎ込んだ“決定的描写”を見落とすな
井上章一(国際日本文化研究センター教授)
共産党に入るキミたちへ せめて、これくらいは読んどけよ『蟹工船』一冊で、人生決めていいのか。血塗られた党史がわかる「必毒文献ガイド」
浅羽通明(著述業)
宮崎駿アニメには失われた昭和の風景があるもはや国民的作家ともいうべきアニメ界の巨匠。その感性はどこか国木田独歩に似ている
酒井 信(文芸評論家)
〈集中連載〉評伝・若泉 敬(2)
学生土曜会に集う若き俊英たち学園は政治の季節。師友との交わりと旅を通じて、若泉はその個性と思想を鍛えあげていく
ミッドウエー海戦「飛龍」艦長の手紙
戦いの海より愛する者へ父として、夫として、加来大佐は洋上から、百通近い手紙を家族にあてて綴った
碇 義朗(ノンフィクション作家)
北朝鮮 金王朝の「三代目継承」は、もはや不可能である“父殺し”の前科を負う金正日は、軽々に後継者を指名できなかった。その報いが、いま――
ホン・ヒョン(早稲田大学客員研究員)
* ■荒川洋治 言葉と世界100
* ■竹内 薫 サイエンティスト異能列伝4
* ■大山行男 窯変富嶽三十六景10
* ■竹内 洋 革新幻想の戦後史12
* ■小堀桂一郎 日本人の「自由」の歴史2
* ■出久根達郎 言の葉のしずく159
* ■佐々木俊尚 ネット論壇時評16
* ■中野 翠 この世は落語17
* ■佐々淳行 インテリジェンス・アイ77
* ■西木正明 誇り高きろくでなしの時代17
* ■佐藤 優 保守再建12
* ■樋口 進 文藝春秋写真館31
* ■杉原志啓 音楽は国の響き16
* ■保阪正康 ナショナリズムの昭和37
* ■高島俊男 退屈老人雑録11
* ■紳士と淑女
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* 読者諸君・編集後