総力特集 ● 北京五輪 虚飾の祭典
北京五輪を観てはならない10の理由この後、なにが待っている? 知ったら最後、もう呑気にテレビ中継は観られない
理由(1) 投機マネー 一気に逃亡、市場崩壊が日本に波及する/田村秀男
理由(2) 惨状つづく四川省 お祭りやってる場合じゃない/三河さつき
理由(3) 中国人有名選手が生活苦で金メダルをネット販売?/星 暁
理由(4) 反日ネット市民の“激情”、もう制御不能/森 一道
理由(5) 五輪明け不況で食料価格暴騰、日本は飢餓に突入/青沼陽一郎
理由(6) 資源暴食国家の終わりなき貪欲/日暮高則
理由(7) 強引な都市改造で、北京市民も大迷惑/麻生晴一郎
理由(8) 開催期間中、ハンセン病患者入国禁止の非常識/笹川陽平
理由(9) 反日教育はやっと用済みになるのか/鳥居 民
理由(10) 忘れるな、東京五輪へのいやがらせ核実験/平松茂雄
独裁国家よ、スポーツを弄ぶなかれ五輪を利用した独裁者には必ず破局が待っている。歴史法則に則り、次に亡びるのは――
上杉 隆(ジャーナリスト)
宴のあとに待つ「チベット人への報復」を許すな沈黙はジェノサイドへの加担だ。世界屈指の登山家が「神々の山」で見た真実をすべて語った
野口 健(アルピニスト)
閉会式までもつのか?
怒れる大衆が権力中枢に襲いかかる日近ごろ北京に流行るもの――。ネット落書の行間から民意の不気味な蠢きが垣間見える
富坂 聰(ジャーナリスト)
国力データが語る〈メダル争奪戦〉必勝の法則経済指標と獲得メダル数には驚くべき相関関係が。だが、それはスポーツの本質とは何の関係もない
小川 勝(スポーツライター)
昭和史秘話発掘
一九二四パリ五輪と「炎のランナー」たちの終楽章アカデミー賞作品にえがかれた熱き戦い。その傍らに日本人外交官の知られざる挑戦があった
それは極刑を望む被害者遺族への、正義の実現のために逝った死刑囚への、許しがたい冒涜だ
鳩山邦夫(法務大臣・衆議院議員)
平成の保守合同で小沢ゴケン勢力を一掃せよ保守の分裂がカルト票を利する。この現実に目を閉ざして、真の政界再編はありえない
遠藤浩一(評論家・拓殖大学教授)
温室育ち民主党は「サークル」ノリを脱せるか天下国家は語れても雑巾掛けは真っ平御免。追い風を活かしきれない理由がここにある
横田由美子(ルポライター)
横田基地民間利用で、首都圏経済は必ず再生する貴重な国家的財産を活用し、新たなビジネスを。同盟転換期のいまが絶好のチャンスだ
石原慎太郎(東京都知事・作家) ポール・ジアラ(元米国国防総省日本部長) 高瀬 保(東京都参与・京都産業大学名誉教授)
永遠の課題
「パル判決=日本無罪論」に秘められた乖離判決六十周年、なぜ神学論争がつづくのか。日本人を呪縛する、うしろめたさの核心とは
牛村 圭(国際日本文化研究センター教授)
戦没者遺骨収集 これでは千年たっても終らない百十五万柱の遺骨を海外に置き去りにしたまま、「国防」「有事」を論じるのは虚しい
笹 幸恵(ジャーナリスト)
アキバ事件をめぐる「マルクスもどきの嘘八百」を排す連続通り魔も「下部構造」のせいだって? サヨク論客のお粗末な我田引水を一刀両断
仲正昌樹(金沢大学法学類教授)
拳拳服膺せよ、明治リアリズムの遺訓
朝鮮半島を「大陸国家」にしてはならない福澤諭吉、陸奥宗光、小村寿太郎が喝破した東アジア危機の構図が、いま長き眠りから覚める
渡辺利夫(拓殖大学学長) 関川夏央(作家)
「中・韓トンデモ歴史論争」の熱い夏「漢字を発明したのは韓国人」? 中華思想vs.檀君史観、宿命の頂上対決がはじまった
水野俊平(北海商科大学教授)
「ブッシュの裏切り」にどう報いるか拉致シフトは崩れ去り、日米同盟は未曾有の危機に。中国は着々と離間工作を進めている
■荒川洋治 言葉と世界98
■高島俊男 退屈老人雑録9
■荒木和博 月報「北朝鮮問題」 最終回
■竹内 薫 サイエンティスト異能列伝2
■大山行男 窯変富嶽三十六景8
■竹内 洋 革新幻想の戦後史10
■佐々木俊尚 ネット論壇時評14
■出久根達郎 言の葉のしずく157
■佐々淳行 インテリジェンス・アイ75
■中野 翠 この世は落語15
■佐藤 優 保守再建10
■西木正明 誇り高きろくでなしの時代15
■杉原志啓 音楽は国の響き14
■樋口 進 文藝春秋写真館29
■保阪正康 ナショナリズムの昭和35
■紳士と淑女